「相手は『一体何が起きたんだ?』と思ったに違いない」OBも称賛する献身性で前田大然がセルティックのCL大勝スタートに貢献!

AI要約

セルティックはCL初戦でスロバン・ブラチスラバ相手に5-1の大勝を収め、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央の日本人選手が活躍した。

日本人トリオはそれぞれゴールやアシストで貢献し、セルティックは35チーム中2位のスタートを切った。

英国メディアも日本人選手のプレーを高く評価し、前田をプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出した。

「相手は『一体何が起きたんだ?』と思ったに違いない」OBも称賛する献身性で前田大然がセルティックのCL大勝スタートに貢献!

 セルティックは現地時間9月18日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)のリーグフェーズ第1節でスロバン・ブラチスラバ(スロバキア)相手に5-1の大勝を飾ったが、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央の日本人トリオは、いずれもフィニッシュやアシストでゴールに絡む活躍を披露した。

 前半はCKからのリアム・スケールズによる1点に止まったセルティックだったが、後半開始2分後に古橋が右からのクロスに合わせて加点すると、56分にアルネ・エンゲルスがPKを決めて3点目、70分にゴール前での古橋→旗手→前田の日本人ホットラインで4点目、そして86分にアダム・アイダが本拠地セルティック・パークでのゴールショーを締め、13回目のCL出場で初となる初戦勝利を果たしている。

 CL初出場チームを相手に、CLにおける1試合最多得点記録を更新したセルティック。昨季はグループステージ最終節でようやく初勝利と苦戦した同コンペティションで、今回は1節を終えた段階でバイエルンに次いで36チーム中2位につけるという好スタートを切ったが、これに貢献した日本人選手のプレーについて、クラブはSNSで「旗手の完璧なパスによって素晴らしいチャンスを得たダイゼンが、ゴールを確実に決めた」と4点目を称賛した。

 またこのプレーに対しては、UEFA公式サイトも「このゴールはセルティックの見事なプレーによるものであり、日本人選手によって生まれた。古橋と旗手の連係は素晴らしく、その後、前田がGKドミニク・タカッチの横を抜いてゴールを決めた」と、賛辞を交えて振り返っている。

 現地メディアの評価を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』はCL初得点の前田が前半に2度の決定機を逸していたことを指摘しながらも、彼に10点満点の採点で単独最高の「9」を与えて「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に選定し、旗手が「8」、前田同様に前半はチャンスを活かしきれなかった古橋は「7」。英国公共放送「BBC」の視聴者による採点でも、前田は「8.79」で最優秀選手となり、旗手(8.00)、古橋(7.93)は7、8番目の評価となった。

 英国の日刊紙『The Guardian』も4点目に注目。60分に1点を返されたセルティックにとって、相手の士気を削ぐ貴重なゴールだったとして、「前田が緊張感を和らげた。古橋が旗手にパスを送り、旗手は突進するチームメイトに絶妙なスルーパスを出した。前田は冷静に対応し、無防備なタカッチをかわして低いシュートでゴールを決めた。これ以降、試合の興味は、セルティックがあと何点取るかになった」と綴っている。