巨人・丸佳浩 35歳の切り込み隊長は初回初球を二塁打、そして7年ぶり三盗 阿部監督「素晴らしい」

AI要約

丸佳浩外野手がDeNA戦で2安打を放ち、打線をけん引して6点を先制。

初回から電光石火の攻撃で、丸の積極性が光る展開となった。

阿部慎之助監督も丸の活躍を称賛し、攻略の成功を喜ぶ。

巨人・丸佳浩 35歳の切り込み隊長は初回初球を二塁打、そして7年ぶり三盗 阿部監督「素晴らしい」

 ◇セ・リーグ 巨人6―0DeNA(2024年9月19日 東京D)

 巨人の丸佳浩外野手(35)が19日のDeNA戦(東京D)で「1番・中堅」に入って先発出場。初回いきなり初球を二塁打するなど斬り込み隊長の役割を十二分に果たして2安打を放ち、打線をけん引した。

 電光石火の初回先制劇だった。

 1番・丸が相手先発左腕・ケイの初球、真ん中高め152キロ直球を叩いて右中間二塁打。19歳の2番・浅野が四球を選んで無死一、二塁となった。

 初球から送りバントの構えを見せていた3番・吉川は4球目を空振り。これに飛び出した二走・丸だったが、DeNAの捕手・伊藤が焦って二塁へ送球する間に三塁を陥れ、記録は三盗となった。

 丸の三盗は巨人移籍後初で、広島時代の2017年4月14日阪神戦(甲子園)以来7年ぶり。伊藤の送球を見て二塁に戻らず、そのまま三塁へ向かった好判断が光っての三盗成功となった。

 すると、吉川は次の球を右中間への適時二塁打とし、丸がガッツポーズをしながら先制のホームイン。4番・岡本和が3ボールから申告敬遠されて無死満塁となると、5番・大城卓が左犠飛を放って浅野が2点目のホーム生還を果たした。

 そして、1死一、二塁で6番・モンテスは巨人ベンチ前に飛ぶ一邪飛。これに二走・吉川が果敢にタッチアップして三塁へ進むと、打球を処理した一塁手・オースティンが慌てて三塁に悪送球して吉川が一気に本塁生還を果たし、一挙3点の先制劇となった。

 この攻撃について「なかなか、ケイ投手を打ちあぐねていたんだけど、いい攻略をしてくれて良かったなと思います」と阿部慎之助監督(45)。いきなり初球を打った丸の積極性を「いや、素晴らしいですよね」と称えていた。