復帰の神戸DF酒井高徳がリーグ連覇へ意欲「どういう形で力になれるか証明」

AI要約

DF酒井高徳が負ったケガからの復帰を果たし、リーグ連覇への意欲を語る。

コンディションは完全復帰とは程遠いが、チームへの貢献を誓う酒井高徳。

地元・新潟での試合は特別な意味を持ち、首位・町田に迫る決意。

復帰の神戸DF酒井高徳がリーグ連覇へ意欲「どういう形で力になれるか証明」

 神戸は21日、22日の新潟戦(デンカS)へ向けいぶきの森で練習。17日のACLE・ブリーラム戦で公式戦復帰を果たしたDF酒井高徳が「昨年手にした優勝というものを、もう一度みんなで掲げたい。このチームで自分がどういう形で力になれるか証明しないといけない」とリーグ連覇へ意欲を示すとともに、ラスト8戦でチームの力になることを誓った。

 リーグ戦の出場は6月30日の鹿島戦(ノエスタ)が最後。同戦で右第4趾基節骨骨折のケガを負い、ここまでリハビリに励んできた。「キャリアの中で、オフも含めて3カ月もボールを触らない、2カ月弱の間体を動かさないことはなかった。体がなまっている感覚すら持てない状態。コンディションの戻し方も経験がないので難しかった。しっかりリハビリをやってなかったとかそういうわけじゃなくて、再骨折する可能性が常にある中でもどかしい状態が続いていた」と葛藤があったという。

 「コンディションは50~60%」と完調には遠いが、チームの力になりたいという思いは人一倍だ。「自分が戻る場所がある、というのではなく、チームがいい状況で戻るのは難しい。改めて競争がチームにあることに喜びを感じています。このタイミングだからこそしっかりやらなきゃという危機感がある」。吉田孝行監督も「リーダーシップ、コーチング含め発信できる選手。周りの選手の助けにもなるし、チームにとっての助けにもなる」と連覇へ欠かせない戦力として捉えている。

 地元であり、プロキャリアをスタートさせた新潟でのリーグ戦は「成長した姿をあの地で見せることが恩返し」と背番号24にとっても特別な一戦。首位・町田の背中に食らいつく。