【巨人】自然気胸で入院の若林楽人、今月中旬に退院も「2、3日動けなかった」2軍施設でリハビリ中

AI要約

若林楽人外野手が自然気胸で離脱していたが、リハビリを行い現状を説明。

入院治療を受け、現在は基礎体力の回復に努めるも、まだ野球的な動きはできていない。

若林は過去に左手首に死球を受けるなどの苦境を乗り越えながら、活躍を続けていた。

【巨人】自然気胸で入院の若林楽人、今月中旬に退院も「2、3日動けなかった」2軍施設でリハビリ中

 自然気胸で離脱していた巨人・若林楽人外野手が20日、ジャイアンツ球場でリハビリを行い、現在の状況を説明した。

 今月2日に出場選手登録を抹消され、3日に球団が大阪府内の病院で自然気胸と診断され、入院治療を受けていると発表。若林によると、抹消前日の1日の阪神戦(甲子園)後に息苦しさや胸と背中の強い痛みを感じ、それが3、4時間続いたことから受診に至った。入院後は、管を挿入して空気を抜くドレナージという処置を行い、「管をずっとつけっぱなしだったので、2、3日動けなかった」。その後は痛み止めを飲みながら回復を待ち、今月中旬に退院したという。

 リハビリ班に合流後は、ウォーキングやジョギングなどを行って基礎体力の回復を図っており、「野球的な動きは全然できてない」状況。実戦復帰へ向けたスケジュールは現時点では未定と明かし「今はまだ前みたいにマックスで息を吸えていないので、心拍とかも上がりやすい。でも、最初に比べたらよくなっているかなと思います」と説明した。

 若林は6月に西武からトレードで加入。以降は27試合に出場して打率2割1分4厘、1本塁打、7打点をマーク。加入後は代走、守備固めも含めて貴重な戦力として活躍し、7月12日のDeNA戦(東京D)では、史上初となる同一シーズン2球団でのサヨナラ打を記録した。左手首に死球を受けた影響で8月9日に一度登録抹消となっていたが、同23日に再昇格。その後4試合に途中出場したが、今月2日に出場選手登録された。

 ◆気胸とは 肺や胸壁、横隔膜などが損傷して胸腔内に空気がたまり、肺が圧迫される病気で、原因によって自然気胸、外傷性気胸、医原性気胸に分けられる。