五輪プレシーズン到来!イタリア・ミラノ合宿で高まった選手たちの意欲と全日本へつながる地方ブロック大会スタート
日本がパリオリンピックで20個の金メダルを含む45個のメダルを獲得し、選手たちは2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向けて強化合宿を行った。
フィギュアスケート日本代表選手たちはパリ五輪後にイタリア・ミラノでの合宿を経て、次のシーズンに向け準備を始めた。
坂本花織、鍵山優真、三浦璃来&木原龍一組などが、それぞれ次の五輪での目標やプランを語った。
8月11日、4年に一度の夢舞台、パリオリンピックが閉幕した。
100年ぶりの開催地となったフランス・パリで、日本は金メダル20個を含む計45個のメダルを獲得。海外開催の大会としては歴代最多数となり、20日間にわたって熱い戦いが繰り広げられた。
大会期間中、2022年冬の北京五輪フィギュアスケート日本代表選手たちが夏のパリに大集結した。
長い間、メダル授与式が延期されていたが、日本は団体競技の銀メダルが確定。今回パリでメダル授与式が行われ、日本人選手たちがついに銀メダルを手にした。
その後、選手たちはイタリア・ミラノで行われた合宿に参加し、2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪への思いを強くした。
今年の全日本選手権は、五輪プレシーズンの大会となり、大阪府門真市の東和薬品RACTABドームで開催される。
その舞台に向けた地方ブロック大会の東京選手権、中部選手権が9月21日からスタートする。
パリ五輪閉幕の4日後には、イタリア・ミラノで強化選手による合宿が行われた。
2026年2月に控えるミラノ・コルティナダンペッツオ五輪に向けて坂本花織、鍵山優真ら12名の選手たちが現地イタリアに集い、ミラノにある建設中の選手村を視察。
合宿地となったヴァレーゼでは、地元のアイスリンク“Acinque Ice Arena”で氷上練習とエキシビションを敢行。
現地のスケートファンや日本からの観光客を含む延べ1000人が来場する大盛況となった。
来る冬季五輪に向けて早くも盛り上がりを見せたイタリア・ヴァレーゼ。
強化選手たちが五輪プレシーズンに向け、今の心境を語った。
世界選手権3連覇を果たしたエース・坂本花織(24)は、次のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を“集大成”と公言。
プレシーズンの今季は五輪までを一区切りと考え、1年半後につながることを優先して戦っていく。
2022北京五輪・銀メダリストの鍵山優真(21)は、「次は金メダルを獲りたい」と早くも闘志を燃やす。
完全復活を遂げた昨季から勢い止まらず、今季は初戦から300点を狙えるクオリティーを目指し、さらには4回転ルッツの挑戦にも意欲を見せている。
りくりゅうことペアの三浦璃来&木原龍一組。
昨季は木原の腰の痛みにより実戦出場は3戦のみ、という難しいシーズンを送ったりくりゅう。
しかし逆境も強さに変える2人は四大陸選手権、世界選手権銀メダルと存在感を発揮。
22-23シーズンに日本ペア史上初の年間グランドスラムを達成した2人は、まだ成し遂げていない五輪での“ペア表彰台”を大きな目標に掲げる。
今季のテーマは「シーズン最初から最後まで走り抜けること」。振付師を変え、新たなりくりゅうの魅力を引き出すプログラムにも注目だ。
北京五輪のメダル授与式にも参加した4人は、再びイタリアの地へ向かい初戦のロンバルディア杯に出場。
鍵山2位、坂本3位、三浦・木原組は2位と好スタートを切った。