【凱旋門賞】レーシングポスト紙「シンエンペラーが日本の無冠を終わらせる可能性は十分」

AI要約

凱旋門賞に挑む日本調教馬、シンエンペラーに期待が寄せられている。混戦模様の中で注目を浴び、日本馬が勝利を目指す中でチャンスがあると評価されている。

シンエンペラーは世界の舞台で勝利を収める中、凱旋門賞こそ彼らが勝ちたいレースであり、無冠を終わらせる可能性があるとされている。

ジョナサン・ハーディング記者は、アルリファーを推奨しており、今シーズンこのレースのために調教されてきたと評価している。

 レーシングポスト電子版が週末の競馬を振り返るコラムで15日、同紙のマット・バトラー記者が凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月6日=パリロンシャン)に挑む日本調教馬、シンエンペラー(牡3、矢作)に期待を寄せた。

 「今年は日本の番か?」というタイトルで、「週末の前哨戦が終わった時点で、今年の凱旋門賞は依然として混戦模様」という書き出し。ニエル賞を走ったルックドゥヴェガ、ソシエ、デリアス、ヴェルメイユ賞を勝ったブルーストッキング、同2着アバンチュール、愛チャンピオンS4着のロスアンゼルスなどの名前を挙げた後、「おそらく最も目を引く走りだったのはシンエンペラーだ」と評価した。続けて、「近年の日本馬は世界の舞台で多くのレースを制しているが、凱旋門賞こそ、彼らが最も勝ちたいレースだ。土曜日の走りがあり、断然の存在がいない凱旋門賞ということを考えると、シンエンペラーが日本の無冠を終わらせる可能性は十分ある」と記している。

 また、同じレーシングポスト電子版の識者3人による凱旋門賞展望記事では、ジョナサン・ハーディング記者が「今シーズンはずっとこのレースのために調教されてきた」「3歳時に昨年の凱旋門賞馬エースインパクトと接戦で、今年のエクリプス賞はシティオブトロイに迫った」として、キーファーズ(松島正昭代表)が共同所有し、武豊騎手が騎乗するアルリファー(牡4、J・オブライエン)を推奨している。