西武・増田達至が今季限りでの現役引退を発表「ライオンズ一筋でプレーできたことは幸せでした」

AI要約

増田達至投手(36)が今季限りで現役を引退することを発表。

引退試合は28日のロッテ戦(ベルーナ)で行われる。

増田は観客からの熱い支援に感謝し、チームに貢献したいとの思いを述べた。

増田は福井工大出身で、西武入団後は救援で活躍し、通算194セーブを記録。クローザーとしての活躍も多くのファンに支持された。

西武・増田達至が今季限りでの現役引退を発表「ライオンズ一筋でプレーできたことは幸せでした」

西武は17日、通算194セーブの増田達至投手(36)が今季限りで現役を引退すると発表した。28日のロッテ戦(ベルーナ)で引退試合が行われる。

増田は球団を通じて、以下のコメントを発表した。

「ここ数年、思うように投げられない自分がいました。そんな時でも観客席から送られる熱い青炎に感謝を感じるとともに、もっとチームに貢献したい、皆さまと喜びを分かち合いたいと、僕の胸の闘志を掻き立てられました。クローザーとしてチームを勝利へ導く9回のマウンドに上り、その役割を果たしたときのファンの皆さまの歓声は一生忘れることはありません。もっと長くファンの皆さまと夢の続きが見たかったのですが、何より最後まで“ライオン”(登場曲)に込められた歌詞を胸に、ライオンズ一筋でプレーできたことは幸せでした。最後までたくさんのご声援本当にありがとうございました」

福井工大を経てNTT西日本から2013年ドラフト1位で西武に入団。1年目から中継ぎとして42試合に登板し、15年に40ホールドをマークし最優秀中継ぎ投手に輝いた。その後は救援に回り、20年には最多セーブのタイトルを獲得し、18&19年のリーグ優勝に貢献した。通算成績は559試合の登板で31勝40敗、109ホールド、194セーブ。今季は12試合で0勝2敗、防御率4・09で、6月半ばに登録抹消され2軍で調整を続けていた。

◆渡辺久信ゼネラルマネジャー兼監督代行「セットアッパーとクローザーという一番重圧のかかるポジションで投げていたにも関わらず、とても安定したピッチングを見せてくれました。増田はとにかく体が丈夫でけがをしないので、計算できるリリーバーでしたね。FA権を取得しても残留してくれて、最後までライオンズ愛を貫いてくれた選手のひとりですし、すごくチームに貢献してくれました」