【K-1】元ONE王者ペッダムと戦う与座優貴「キャリアの中で過去最強のラスボスを壊す」
与座は、元ONEフライ級世界王者との対戦に意気込みを語り、勝利を目指す姿勢を示している。
与座は最近の試合での勝利に自信を持ち、壊す戦い方を重視して練習を積んでいる。
与座はペッダム戦に向けて、圧倒的な試合を提供し、勝利に向けて積極的な姿勢を見せている。
いよいよ「K-1ワールドMAX2024」が29日に代々木第2体育館で開催される。大注目なのがスーパーファイト(-63キロ契約3分3R延長1R)で元ONEフライ級(-61キロ)キックボクシング世界王者ペッダム・ペッティンディーアカデミー(26=タイ)と戦うK-1ワールドGPライト級王者・与座優貴(26=team VASILEUS)。
与座は今年3月のRISEとの対抗戦で中村寛と対戦。後ろ蹴りが中村の急所に入るアクシデントはあったが途中までの判定で勝利。続く7月のゴンナパー・ウィラサクレックとの新旧王者対決は1RKO勝ちで強さを証明した。K-1が公開した与座のインタビューをお届けする。
-元ONE王者ペッダムとの対戦が決まり、心境は
「ペッダム選手は、世界的にも名前が売れている選手なので、そこで前回のような、いい勝ち方ができれば、より自分の価値が上がっていくと思うのでシンプルに楽しみです」
-前回のゴンナパー戦は見事なKO勝利でした
「苦戦する想定の練習をしてきたので、その準備があったからこそ、圧倒的な勝ち方ができたと思います。自分が思っていたよりも、いい勝ち方ができました」
-その勢いの中で今回の対戦です
「ゴンナパー選手を倒すことが最後にやるべきことだと思っていましたので、あの勝ち方をして今後どうしようかなという時に、最高の相手が来たなと思いました。ただ、もっともっと上を見ているので、ここもいい勝ち方したいです」
-オファーがきた時は、どんな気持ち?
「何人か対戦リストがある中で、ペッダム・ペッティンディーアカデミーの名前を見た時はテンションがあがり、即決しました。まさかK-1に、そっち(ONE)でやっている選手が来るとは思っていなかったので、シンプルにどのくらい強いのか興味があります」
-ペッダム選手のロッタン戦(ロッタンのフライ級ムエタイ王座に挑戦して判定負け)は見ましたか
「はい、でもヒジ打ちがないと、また展開も変わってくるので。持っている技術は世界トップなので楽しみですね」
-そんな強敵を相手に、自分の勝ち筋は見えている?
「勝ちに徹すれば普通に勝てると思っていますが、自分が求めているのはそこではないです。いかに派手に倒すか、圧倒的に勝つことを考えた時に、ペッダム選手のテクニックは厄介なものになると思っています。自分自身にかける期待値をどこまで越えられるかが楽しみです」
-今回はラスボス降臨ですか
「自分自身がやってきたキャリアの中で過去の最強の相手だと思うので、ラスボスですね」
-ペッダム選手はONEを背負うことになると思います
「その相手に勝ってK-1ファンに喜んでもらいたいですね。ONEの元王者に勝つことで自信になるし、名前も上がると思っています」
-試合まで、どんなことをテーマに練習していますか
「アスリートとして意識を上げていかなければいけないと思っています。主に節制やケアですね。これまでは勢いで乗り越えていたので、これからはケアもしっかりして、アスリートとして進化したいと思っています」
-最近は壊す戦い方を意識している
「今までは絶対に負けないスタイルで、1発蹴られたら2発返すようにやっていたんですけど、ゴンナパー戦から壊すというテーマに変えてきて、その成果がこの前の試合で出て、倒し方、壊し方がつかめてきました。テーマの置き方、変え方がはまっているので、より突き詰めてやっています」
-ペッダム選手も壊せる?
「はい、1つではなくいくつか壊せる技があります。前回の試合で浮かれているとか調子に乗っているわけではなくて、自信があります。これまでタイトルマッチとかプレッシャーで押しつぶされそうなこともありましたけど、今は楽しみしかないです。自信とワクワク、それしかないです」
-最後にペッダム戦へ向けて意気込みを
「求められているのは内容だけなので、前回以上の圧倒的な試合をして勝ちたいと思いますので楽しみにしていてください。勝ちますではなく破壊します」