角田裕毅、アゼルバイジャンGP初日に大きく前進「良い予選にするため、いくつかアイデアがあります」
F1アゼルバイジャンGP初日、RBの角田裕毅はFP1を15番手、FP2を11番手と結果を残す。
前戦でのダメージからのリタイア後、期待を込めて臨んだ角田だがFP1は苦戦。
チームは新仕様のフロアを導入し、FP2で改善を試みるが、バランスの調整が重要との課題が残る。
F1アゼルバイジャンGPの初日、RBの角田裕毅はFP1を15番手、FP2を11番手で終えた。曰く最初のセッションは厳しい結果だたようだが、FP2にはかなり改善できたという。
前戦イタリアGPでは他車に接触されたダメージより、リタイアせざるを得なかった角田。今週のアゼルバイジャンGPは、過去のレースで好成績を残していることもあり、大いに期待を持って迎えた。
しかしFP1では15番手。チームメイトのダニエル・リカルドに1秒以上の差をつけられる形となった。とはいえFP2になるとポジションを上げ、11番手。リカルドよりも良いタイムを記録した。
「かなり厳しい走り出しでしたが、FP1からFP2にかけて良い進歩を遂げることができました」
角田はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「ただ、中団グループの上位に立つには、まだ十分ではありませんでした。こういうコースでバランスを保つのは難しいですが、セッションごとに改善することができました。あとは微調整に取り組み、FP2で経験したバウンシングの問題を修正するだけです」
「明日のFP3までに改善して良い予選にするために、いくつかアイデアがあります」
なおレーシングディレクターのアラン・パルメイン曰く、FP1では2台に異なるフロアを装着させ、FP2では2台とも新仕様のフロアに変更したという。
「我々にとってはまずまずの1日だった。マシンのバランスは完璧ではなかったので、ペースを見つけるには多くの時間が必要だった。つまりどちらのドライバーも、完全には満足していなかったということだ」
そうパルメインは語った。
「ダニエルがFP1で最新スペックのフロアを走らせた。そしてFP2では、2台がそのスペックを走らせ、比較を行なった。今夜も引き続きデータを分析するつもりだ。でも第一印象は、正しい方向へ大きな一歩を踏み出せたということだ」
「市街地コースではいつものことだが、路面は1日を通じて変化しており、それに合わせてバランスを調整する必要がある。今夜ダウンフォースのレベルを注意深く検討し、FP3や予選に向けて調整するかもしれない」
