【神戸新聞杯展望】ウエストナウがダービー組を一掃

AI要約

22日の中京で行われる第72回神戸新聞杯では、今年はダービー組の好成績が乱れ、別路線組がチャンスを掴めそうだ。

京都新聞杯で2着だったウエストナウの成長が期待されており、実力が上位にあるジューンテイクやメイショウタバルも注目されている。

また、西部スポニチ賞を制したメリオーレムの上昇度にも注目が集まっている。

 22日の中京では菊花賞トライアル「第72回神戸新聞杯」が行われる。過去10年で前走ダービー組が8連勝中。全体成績は【96330】(連対率31%)で別路線組を圧倒している。しかし今年は様相が違う。今年のダービー組5頭で最高着順は同10着ジューンテイク。1桁着順馬が出走しないのは過去10年になく、2桁着順馬に限ると【12116】(同15%)と好走率が下がる。別路線組にチャンスがありそうだ。

 京都新聞杯でジューンテイクの2着だったウエストナウの飛躍を期待したい。ハナを切った前走は道中、スタンド前で物見をして大きく外に逃避するシーン。幼さを見せつつも最後までよく粘っていた。夏を越してグンと成長。体つきがたくましくなり、先週はCWコースで東京ダービー覇者ラムジェットと併せて1馬身先着。ラスト1F11秒2で迫力十分の動きだった。

 ジューンテイクはダービーこそ決め手勝負で見劣る形になったが、春の実績から世代上位の実力が備わっている。メイショウタバルはダービーが無念の取消。毎日杯の勝ちっぷりからもリズム良く先行できれば巻き返せる。西部スポニチ賞を圧勝したメリオーレムの上昇度にも注目したい。