【阪神】茨木秀俊プロ初完投で16点大勝 和田監督は中川勇斗を「クリーンアップぐらい」/一問一答

AI要約

阪神は20歳の茨木秀俊投手がプロ初完投を果たし、10安打を含む16得点でくふうハヤテを大勝させた。

打線は井上広大や小野寺暖、中川勇斗が活躍し、無死のまま打者一巡し9点を奪っている。

小幡竜平が復帰戦でチャンスを作り、和田監督は茨木の完投や中川の3安打などを評価している。

【阪神】茨木秀俊プロ初完投で16点大勝 和田監督は中川勇斗を「クリーンアップぐらい」/一問一答

<ウエスタン・リーグ:阪神16-3くふうハヤテ>◇13日◇鳴尾浜

 阪神は先発の茨木秀俊投手(20)が9回を投げ切り、108球9安打無四死球6奪三振3失点でプロ初完投となった。

 打線は大量16得点で大勝。初回に無死満塁から、親子ゲームで出場している1軍メンバーの井上広大外野手(23)が、外角の直球を逆らわず右前に運び先制。井上とともに親子ゲームで出場の3番小野寺暖外野手(26)から8番中川勇斗捕手(20)までの6連打を含む10安打。相手守備のミスも絡んで無死のまま打者一巡し、打者14人を送る攻撃で9点を奪った。

 左太もも裏の肉離れから、この日2番遊撃でスタメン復帰した小幡竜平内野手(23)は、初回の第1打席に無死一塁から四球を選び、チャンスを作った。同じく初回の第2打席は一ゴロ。3回裏に代打が送られ、交代した。

 井上と小野寺はともに4打数3安打。井上は3打点、小野寺は1打点と活躍した。

 中川は4打数3安打1打点で打率を3割3分6厘とした。

 和田豊監督(62)の一問一答は以下の通り。

    ◇   ◇   ◇

 -茨木が完投

 「立ち上がりが課題の投手というところで、本人も十分承知しているところで、今日は初回からかなり飛ばしていったよね。いつもよりもガンが出ていたし、そこを乗り越えると結構、スッと行く投手なので、まず課題の1つだよね。今日に関しては克服できた。立ち上がりというところは毎回あるから、今日だけ良ければ、というところではないけど、やっぱり本人も変化をつけないといつも通り終わってしまうというところで、今日は本当に、最初から飛ばしていったけど、最後まで投げられたという、非常に大きい。抑えたこともそうだし、スタミナ面でもね、100球を超えて9回完投というところでね、今までのマックスを超える球数とイニングというところで投げ切れたのでね。最後はちょっとバテたけど、この暑さと球数もありながら完投できたというのは自信を持ってくれたらいいのでね。その中で、あとはやっぱり、今日もそうなんだけど、走者が出てからの球速というところが4、5キロ落ちるところがあったし、そこら辺のところは、セット(ポジション)になったときの球の走りというところはね、引き続き課題としてやっていってほしいね」

 -無四球も評価できる

 「それも大きいよね。だから(体力が)持ったというかね。四球が絡んで来ると多分9回まで持たなかったと思うし、向こうが積極的に打って来たというのもあるけど、そこは明らかにファーストストライクから来ていたから、細心の注意を払いながら投球できたので、それは良かったんじゃないかな」

 -逆に打線が相手の立ち上がりを攻められた

 「ファーストスイングから打ち損じをすることなくね。今日は、だけど、いけたので、非常につながりのある攻撃が、今日はできたね」

 -その中でも中川が3安打

 「今日だとね、(井上)広大と(小野寺)暖がこっちに調整に来てたんで、それがなければ、もうほんとにクリーンアップ打たすぐらいの状態ではあるんで。それをマスクかぶった時でもしっかり打席で集中力を持ってやれてるんで。毎回言うけど、やっぱり中川は打てるキャッチャーを目指さないといけないと思うんでね。やっぱりどの打席も大事になって来るから。今日もしっかり好調を維持して、集中してやってくれてたね」

 -秋山が引退を発表

 「いろんな角度というか、いろんな立場で。入団した時からね、秋山を見て来たけど、ほんとに投げることの『求道者』というかね。そんなスピードが出る選手ではないけど、制球力と緩急を駆使して、かつバッターと駆け引き。ほんとに、いろんなものを使って打者を打ち取るっていう。ほんとになんか無いかな、っていうところでいろんなことを考えて研究してやった15年。膝の状態がよければもうちょっとできたかもしれないけど、それはもう頑張ってきた証だと思うんでね。お疲れさまと言いたい」

 -明日の先発は

 「及川」