【バドミントン】所属先からの連絡で申請不備発覚…日本協会「申し訳ない」2選手は代替大会へ

AI要約

日本バドミントン協会は、デンマーク・オープンに出場予定だった五十嵐有紗と桜本絢子の申請に不備があり、両選手が大会出場を見送ることになった。

協会はエントリー作業の誤りにより、エントリー漏れが発生し、今後は再発防止のための体制を整えると発表した。

過去にも同様の申請不備があり、大堀彩が大会派遣中止となった経緯もあるが、協会は今回のミスを認め、選手と所属先との協議を進めるとしている。

【バドミントン】所属先からの連絡で申請不備発覚…日本協会「申し訳ない」2選手は代替大会へ

 日本バドミントン協会は13日、10月15日開幕のデンマーク・オープンに出場予定だった五十嵐(旧姓東野)有紗(28=BIPROGY)桜本絢子(29=ヨネックス)の申請に不備があったと発表した。

 協会からのエントリー作業に誤りがあり、エントリー漏れが発生。各所属先へのリスト共有においても、一部の所属先への送付に漏れがあり、2人は同大会への出場を見送る事態となった。同協会の広報担当によれば、6日発表のエントリーリストに2人の名前がないと所属先から連絡があり、今回の申請不備が発覚。「出られなかった大会の補てんとなる試合の派遣を協議していく」とし、当該選手は代替大会へ派遣する方針だという。

 同協会は「パリ五輪後の海外遠征は、従来の協会による派遣(協会派遣)、所属チームによる派遣(自費派遣)に加えて、協会と所属チームによる共同派遣も始まり、複数の形式での派遣を行っています。複雑化する大会エントリー業務の中で、改めて一連の作業についての点検を行うとともに、エントリーに関する手順・ルールの徹底及び見直しも含めて再発防止の体制を整えてまいります」とし「当該選手に対しましては、両所属先と協議の上で対応を検討してまいります」と説明した。

 昨年7月にも同協会の申請不備により、女子シングルスの大堀彩(27=トナミ運輸)が同4日開幕のカナダ・オープンの派遣が中止となる事態が起きたばかり。協会の広報担当は「昨年はビザの発給に関する不備だったため、今回と同じケースとは言いがたい面もありますが、ミスはミス。申し訳ない」と話した。