韓国サッカー界内紛 KFA労働組合が鄭夢奎会長を痛烈批判「次期会長選出馬は辞退しろ」

AI要約

韓国サッカー界に内紛が起き、韓国サッカー協会の労働組合運営委員会が会長の選挙不出馬を求める声明を出した。

代表チームの低調な成績や監督選任の不透明さが問題視され、観客席からも不満の声が上がっている。

労働組合運営委員会は執行部の責任問題を指摘し、会長と幹部を批判している。

韓国サッカー界内紛 KFA労働組合が鄭夢奎会長を痛烈批判「次期会長選出馬は辞退しろ」

 韓国サッカー界に内紛が起きた。韓国サッカー協会(KFA)労働組合運営委員会は12日に声明文を出し、同協会の鄭夢奎(チョン・モンギュ)会長(62)の会長選辞退を促した。

 来年1月に任期が終わる同会長は、今年12月に行われる次期会長選への出馬意欲を見せているが、同委員会は「出馬は辞退すべき。早急に不出馬を宣言し、残りの任期は、危機の韓国サッカー界のために務めるだけにとどめるように」と発表した。

 韓国代表は、ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選の初戦(5日)でパレスチナに0-0で引き分けるなど、低迷中だ。同代表監督として洪明甫(ホン・ミョンボ)氏を招聘(しょうへい)した際の過程も不透明で、多くの技術委員が辞退するなど、監督選任の明確な基準を示せなかった。

 ホームで行われたパレスチナ戦では試合前から、観客席のファンは「チョン・モンギュ出て行け」コールを続け、横断幕も掛けられていた。KFA内部だけではなく、ファンも不信感を募らせている状況だ。

 同委員会は「我々の立場もファンと同じで、これ以上我満はできない。数々の失敗にも、実際に重要なことを決めた会長と執行部は隠れて、罪のない若い幹部と職員らを矢面に立たせた」と怒りを爆発させた。