「すべてを出さないなら終わり」フランスに敗れたベルギー代表、デ・ブライネがチームに怒り「任務をしっかりこなそうとしない者の問題だ」

AI要約

ベルギー代表のケビン・デ・ブライネがフランス戦後にチームメイトに怒りを表明。

デ・ブライネは試合途中にロッカールームでチームメイトに喝を入れ、内容を明示しなかったが、連携の問題があると指摘。

チームはこれをどう受け止め、10月の試合でどう挽回するか注目されている。

「すべてを出さないなら終わり」フランスに敗れたベルギー代表、デ・ブライネがチームに怒り「任務をしっかりこなそうとしない者の問題だ」

 9月9日に行われたUEFAネーションズリーグ第2節で、フランスに0-2と敗れたベルギー代表のケビン・デ・ブライネが、チームに対して怒りを表わした。

 3日前のイスラエル戦で3-1と勝利したベルギーだが、この日は前半に先制を許すと、後半にも追加点を献上。イタリアに1-3と敗れて批判を浴び、奮起したフランスを相手に黒星を喫している。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、デ・ブライネは試合後、母国『VTM』のインタビューで、試合途中にロッカールームで味方に喝を入れたと明かしている。デ・ブライネは「何がうまくいかなかったか、ここでは言えない。ハーフタイムにすでにチームに言った」と述べた。

「それをメディアで繰り返すことはできない。だが、すべてにおいてもっと良くなければいけない。最高の水準に達したいのに、そのレベルに至るに不十分なら、すべてを出さなければいけない。それをしないなら、終わりだ」

 怒りの内容を明かさなかったデ・ブライネだが、インタビューで再度問われると、「後ろが多すぎる。6人で引いていたら、連係はできない」と話している。

「トランジションの問題じゃない。任務をしっかりこなそうとしない者の問題だ」

 このデ・ブライネの怒りに、ドメニコ・テデスコは「キャプテンで、大変な勝者のメンタリティの持ち主だ。だから、感情的になることもある」と理解を示した。

 2018年のロシア・ワールドカップでは、ラウンド・オブ・16で日本を相手に逆転勝利し、3位と最高成績を収めたベルギー。だが、前回のカタール大会では決勝トーナメントに進めず、EURO2024でもベスト16敗退に終わり、黄金期に結果を残せなかったとの声もある。

 33歳となったデ・ブライネの言葉を、チームはどう受け止めたのか。イタリア、フランスと対戦する10月シリーズに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部