オールスターでは落車失格… 窮地のグランプリ覇者松浦悠士、ケガの状態は「ギリギリ間に合った」/G2共同通信社杯競輪

AI要約

宇都宮競輪の「共同通信社杯競輪(G2)」が13日に開幕し、グランプリ覇者松浦悠士が怪我から復帰し、初戦に向けて準備を進めている。

怪我の具合や逆境を乗り越える姿勢について松浦自らが説明し、自信を見せている。

注目の初戦に向けて意気込みを述べており、ファンからの期待も高まっている。

オールスターでは落車失格… 窮地のグランプリ覇者松浦悠士、ケガの状態は「ギリギリ間に合った」/G2共同通信社杯競輪

 宇都宮競輪の「共同通信社杯競輪(G2)」が13日に開幕。10Rの一次予選に出場する松浦悠士(33歳・広島=98期)に話を聞いた。

 グランプリ覇者が窮地に立たされている。

 3月のウィナーズカップでは準決勝の落車で左手小指と薬指を骨折。6月の高松宮記念杯では失格と今年は特別競輪の成績欄に「漢字」が目立つ。

 オールスターでは初日のドリームレースを制して好発進を決めるも、(特秀で)痛恨の落車失格。松浦は「シリーズを通して焦りがあったのはあったし、良いレースができなかった」とふり返った。

 気になる怪我の具合はというと、「診断は右臀部の打撲。骨は折れていないけど、右股関節の内出血がひどくて。10日間、入院して退院後も何日間かは体調が優れなかった。徐々に良くなってからは練習もできて、直前の感触でも良いものはあった。出場するつもりでギリギリまでやってきて、走れると判断した。何とか間に合った感じですね」と説明した。

 注目の初戦は中四国別線を選択。

「四国2人の後ろを固めたこともあるけど、三宅さんが付いてくれるので別でやろうと言った。後手を踏まないように位置を確保したい」と話し、当地の特徴についても「カカったらカカるので、シリーズを通して前々にはいかないと。今できることを精一杯やりたい」と言及。

 逆境をはねのける王者の巻き返しに期待したい。(アオケイ・八角記者)