カブス・今永が米国で愛される理由 柔軟な発想とユーモアあふれるトーク

AI要約

カブスがドジャースを6-3で破る。初披露した今永は神に感謝するポーズを披露し、柔軟な考えとユーモア溢れる受け答えで米国メディアをとりこにしている。

3回の勝負どころでカブスは無失点で切り抜け、今永はガッツポーズを決める。このパフォーマンスはキリスト教徒の行いで、他の選手に影響されたと言う。

今永は駒沢大学出身で、仏教の教えを説くとジョークを振るが、信じるものはいくつあってもいいと答える。

カブス・今永が米国で愛される理由 柔軟な発想とユーモアあふれるトーク

 ◇ナ・リーグ カブス 6―3ドジャース(2024年9月10日 ロサンゼルス)

 【記者フリートーク】序盤の勝負どころだった。3回無死一、二塁でドジャース・大谷を併殺打に斬るなど無失点で切り抜けたカブスの今永はガッツポーズの後に胸の前で十字を切り、両手を天高く上げた。中南米出身の選手らがよく見せる、神に感謝するポーズ。初披露した今永に聞いてみると「(同僚右腕の)アサドがやるんですよ。イニングごとに毎回。格好いいからまねをした」と言った。

 このパフォーマンスは、キリスト教徒の行い。仏教の教えを説く駒沢大学出身であることをジョーク交じりに振ってみると、返ってきた言葉は「信じるものは、いくつあってもいいと思います」。柔軟な発想と、ユーモアあふれる受け答え。首脳陣やチームメートから愛され、米国のメディアをとりこにしているのも分かる。(MLB担当 笹田 幸嗣通信員)