今永昇太、ピンチでの大谷翔平封じはあえての『スライダー』…「僕が想像できることは打者も想像できる」「勇気を持って、自分の得意球ではなく」

AI要約

カブスの今永昇太投手が、ドジャースを相手に今季13勝目を挙げた。大谷翔平を封じるなど、勝利に貢献した。

今永は大谷に対して巧みなピッチングを見せ、得意のスライダーを活かしてヒットを抑えた。また、大谷にとっても特別な対戦相手であることが明らかになった。

今永は大谷との戦いを通じて、勝利への切り札としての役割を果たし、球場の雰囲気を変える力を持つ大谷を封じ込めることができた。

今永昇太、ピンチでの大谷翔平封じはあえての『スライダー』…「僕が想像できることは打者も想像できる」「勇気を持って、自分の得意球ではなく」

◇10日(日本時間11日) 大リーグ ドジャース3―6カブス(ロサンゼルス)

 カブスの今永昇太投手が、ドジャース戦で今季13勝目(3敗)を挙げた。7回を7安打3失点。降板直後の8回に鈴木誠也の適時打などでチームが逆転した。大谷翔平は3打席とも抑えた。

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 3被弾されたが、13勝目を手にした大きな要因の一つが大谷封じだ。特に3回無死一、二塁で、注文通りの一ゴロ併殺打。4球中、3球が「苦手な」スライダーで、その球で仕留めた。

 今永は振り返る。「僕の中では(1ストライク2ボールから)まっすぐかなと思ったが、四球出してノーアウト満塁の方がいいんじゃないかという考えもあったので、苦手であるスライダーを選択した」。

 スライダーはコースは甘めだったが、大谷の打球は上がらなかった。「真っすぐじゃない分、よかった。僕が想像できることは打者も想像できる。真っすぐを投げたい時は打者も真っすぐが来ると思う。そこで、勇気を持って、自分の得意球ではなく、相手が予測してなさそうな球を選択してよかった」。

 5回の大谷との3度目の対戦も、大飛球を打たれたが、何とか右飛に封じた。「彼は球場の雰囲気を変えられる力がある。たった1打席で。今日は雰囲気を変えさせない打席で助かった」と安堵した。