『フィールド・オブ・ドリームス』作家役のジェームズ・アール・ジョーンズさんが93歳で死去…米球界が追悼「オールスターで感動的な国歌斉唱」
アメリカの俳優ジェームズ・アール・ジョーンズさんが亡くなり、全米メディアが一斉に報じる中、野球界も追悼の意を表明した。
野球映画「フィールド・オブ・ドリームス」で作家役を演じ、1993年のMLBオールスターゲームで感動的な国歌斉唱を披露したことが特に称賛されている。
彼の功績や演技は多くの人に愛され、映画やアニメの作品で彼の存在感と才能が示されていた。
アメリカのファンタジー野球映画「フィールド・オブ・ドリームス」（１９８９年公開）に作家役で出演したジェームズ・アール・ジョーンズさんが亡くなり、９日（日本時間１０日）、全米メディアが一斉に報じ、米球界が追悼した。９３歳だった。
ＭＬＢ公式は「ジョーンズさんは１９９３年にボルティモアで開催されたＭＬＢオールスターゲームで感動的な国歌斉唱を行った」と当時の動画を投稿した。
野球殿堂博物館も「彼の世代を超えた声は、クーパーズタウンに永遠に響き渡るだろう。『フィールド・オブ・ドリームス』における象徴的なモノローグは、殿堂コレクションに保存されています」と、映画で作家テレンス・マンを演じた時のセリフの台本をアップした。また、野球アナリストのベン・バンダーランさんも映画の１シーンとともに追悼するなど、多数の投稿が相次いでいる。
映画は、ケビン・コスナー演じるレイ・キンセラが天の声を受け、自分のトウモロコシ畑を球場にし、亡くなった伝説の選手たちがよみがえる物語で、ジョーンズさんは渋い演技を見せている。ロケ地のアイオワ州大マーズビルでは大リーグの公式戦が行われている。
また、ジョーンズさんが出演したアニメ版「ライオン・キング」の日本版吹き替えを演じた俳優の大和田伸也はＸ（旧ツイッター）で「ジェームズ・アール・ジョーンズの声が私は大好きでした。これからも星になって私たちを見守ってください」などと追悼した。
