森保監督 バーレーン・メディアの“強気”質問に冷静対応「準備を変えたということは特にありません」

AI要約

サッカー日本代表は26年W杯北中米大会アジア最終予選第2戦のバーレーン戦に臨む。バーレーンはオーストラリアに勝利し、森保監督は警戒を怠らない姿勢を示す。

バーレーンは力強いチームであり、初戦の内容からトップグループ進出の可能性があると見ている。遠藤もバーレーンのサッカーについてコメント。

敵地でのバーレーン戦は15年ぶりであり、森保監督は相手のフィジカルコンディションや戦術的準備に警戒心を示す。

 サッカー日本代表は日本時間10日深夜に敵地(バーレーン・リファー)で26年W杯北中米大会アジア最終予選第2戦のバーレーン戦に臨む。9日には前日会見が行われ、森保一監督(56)とMF遠藤航主将(31=リバプール)が出席。初戦でオーストラリアに勝利したバーレーンメディアから“強気”な質問を受けた。

 会見で地元メディアが「バーレーンは最終予選の初戦でのオーストラリアに勝ったがそれについてどう思うか。また、この結果を受けてバーレーン対策に変化はあったか」と“強気”な質問が飛び出した。

 これに森保監督は「我々がバーレーンに対して、何か準備を変えたということは特にありません。というのも、バーレーンは元々、力があるチームだと思っていますし、新しい監督の下で、戦術も強固に戦ってくると思うので、バーレーンへのリスペクトと警戒は変わりません」と冷静に対応した。

 また、バーレーンは最終予選で何位に入るか聞かれた指揮官は「何位に入るかということは…あの、明確にお答えすることができないところではありますが、初戦を見る限り、ストレートでこのグループを突破する力はあると思う。このグループのトップグループに入る力を持っていると思っています」と自身の考えを口にした。

 遠藤に対しては「先日のバーレーンとオーストラリア戦の印象は?映像は見たでしょう」という“挑発的”な質問が飛んだが、「90分見ていない中でバーレーンはしたたかにというか、最後点を取りに行く、したたかなサッカーをしたのかなと。支配率はオーストラリアが上回っていたようですが」とひるむことなく自身が感じた感想を語った。

 敵地でのバーレーン戦は09年1月のアジア杯予選以来15年ぶりで、当時は0-1で敗れた。森保監督は「オーストラリア戦については、バーレーンは非常にフィジカルコンディション的にも戦術的にもいい準備をして自信を持って戦っているなということを感じました」と警戒を緩めなかった。

(マナマ・三村祐輔通信員)