【RIZIN】追加カード発表！元王者アーチュレッタが11戦無敗シェイドゥラエフと対戦

　RIZINファイティング・フェデレーション（FF）は9日、今月29日にさいたまスーパーアリーナで行われる「RIZIN48」の追加対戦カードを発表した。

　追加されたのは元RIZINバンタム級王者、元ベラトール世界バンタム級王者のフアン・アーチュレッタ（36＝米国）と、今年6月にRIZINに初参戦し、プロ戦績を11勝無敗に更新したラジャブアリ・シェイドゥラエフ（23＝キルギス）による一戦。

　アーチュレッタは幼少期から始めたレスリングで大学時代NJCAA（全米短期大学体育協会）オールアメリカンに輝くなど結果を残す。13年8月、MMAプロデビュー。KOTC（キング・オブ・ザ・ケイジ）では4階級制覇を成し遂げた。

　18年3月からベラトールにフェザー級で参戦。5連勝後の19年9月、王者パトリシオ・ピットブルに挑戦し判定で敗北。20年9月、堀口恭司が返上したバンタム級のベルトをパッチー・ミックスと争い、逆転の判定勝利で王座獲得した。これが、現在もミックスの戦績における唯一の黒星となっている。

　21年5月、セルジオ・ペティスに敗れ王座陥落。RIZIN初参戦となった22年おおみそかの対抗戦でキム・スーチョルとの激闘を制すると、23年5月には井上直樹に判定勝利を挙げてベルト挑戦への道をひらく。同年7月の超RIZIN2で朝倉海の欠場により緊急参戦した扇久保博正に判定勝利を挙げ、RIZINバンタム級王座を戴冠した。

　朝倉海を相手に防衛戦に臨んだ同年おおみそか、2.8キロもの体重超過で王座剥奪。試合では2RTKO負けを喫した。今年6月、階級を上げての再起戦で元フェザー級王者クレベル・コイケにヒールフックを極められ敗北。群雄割拠のフェザー級での今後の命運を占うシェイドゥラエフ戦で、得意のレスリングで上回り、完全復活を遂げたい。

　一方、シャイドゥラエフは家族の勧めでレスリングを始める。19年、地元キルギスのBatyr BashyでプロMMAデビュー。ロシアのACA Young Eaglesで3勝後、22年11月にアマチュアルールのGAMMAに出場し4日間で3戦を勝ち上がりフェザー級王座を獲得した。

　23年6月より開催のROAD FC 63キロトーナメントに出場。1回戦、RIZINバンタム級で活躍するヤン・ジヨンに1Rリアネイキドチョークで勝利し、日本でも注目を集める。同8月の準決勝では原口央と対戦予定だったが失格した（計量オーバーおよび計量への遅刻に起因）。

　同10月には契約体重139ポンド（63.95キロ）でUAE Warriorsに参戦し一本勝利。今年6月、初参戦のRIZINでグレコローマン出身の武田光司を1R早々にリフトアップしてテイクダウンすると、すかさずリアネイキドチョークを極める鮮烈フィニッシュ勝利を見せつけ、プロ戦績を11勝無敗に更新した。今回もまたレスリングエリート対決となるが、バンタム級の元王者アーチュレッタに圧倒的勝利をし、一気にタイトルコンテンダーに名乗りをあげたい。