【U18アジア選手権】準Vで小倉監督は反省も 主将の間木歩「日本らしいプレーができた」と前を向く

AI要約

日本はU18アジア選手権で台湾に1-6で敗れ、準優勝となった。

投手陣の乱れや決定打不足が響き、スーパーラウンドでの好調が崩れた。

小倉監督は選手たちの努力を称えつつ、再び挑戦する意志を示した。

【U18アジア選手権】準Vで小倉監督は反省も 主将の間木歩「日本らしいプレーができた」と前を向く

<U18アジア選手権:日本1-6台湾>◇8日◇決勝◇台湾・天母野球場

 16年以来2大会ぶり6度目の優勝を目指した日本は1-6で台湾に敗れ、準優勝に終わった。今秋ドラフト1位候補の最速151キロ右腕、今朝丸裕喜投手(3年=報徳学園)が先発したが、2回2/3を2安打2失点で降板。初回に1点の援護をもらったが、4四死球と制球が乱れた。救援陣も台湾打線の勢いを止められず、打線は2回以降、決定打を欠いた。台湾は6大会ぶり3度目の優勝。3位決定戦は韓国がフィリピンに8-0で勝利した。

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 優勝を逃し、小倉全由監督(67)は「選手たちを勝たせることができなかった」と反省したが、主将の間木は「日本らしいプレーができたので、胸を張って帰国したい」と前を向いた。

 アウェーの雰囲気にのまれたか、1次ラウンドとスーパーラウンドの5試合で2失点と各国を圧倒していた投手陣は6失点。先発の今朝丸は1点リードの3回に逆転を許す悔しい結果となった。2番手桜井は5回に犠飛を浴び、3番手高尾も6回に桜井が残した走者を押し出しでかえした。4番手田崎も7回に2点奪われた。

 初回に先制した打線も150キロを超える直球を投じる相手投手陣の前に、チャンスは作るも2回以降無得点。相手より3本多い10安打も1得点に抑え込まれた。5回は1死満塁から併殺、6回は無死一、三塁から相手守備の好捕や強肩に阻まれ好機を逃し続けた。小倉監督は「本当によくやってくれた。こういう悔しい思いをしたくないと思って、また頑張ってくれたら」と最後まで戦った選手たちをたたえた。