番記者のちょっといい話 巨人・オコエ瑠偉の裏方さんへの気配り 猛暑の中で感謝のアイスキャンディ

AI要約

巨人・オコエ瑠偉外野手が延長十二回にサヨナラ本塁打を放ち、チームに勝利をもたらした。

猛暑の中、オコエは練習後に売店でトレーナーたちへの差し入れを行い、感謝の気持ちを示した。

背番号50のオコエは男気あふれる好青年としてチームに貢献している。

番記者のちょっといい話 巨人・オコエ瑠偉の裏方さんへの気配り 猛暑の中で感謝のアイスキャンディ

(セ・リーグ、巨人3x-2DeNA=延長十二回、19回戦、巨人13勝6敗、7日、東京D)巨人・オコエ瑠偉外野手(27)が延長十二回2死走者なしから、左中間席に自身初のサヨナラ本塁打をマークした。

連日の猛暑が続いた7月のジャイアンツ球場。ファームにいたオコエが、額から大粒の汗を流しながら練習を終えて真っ先に向かったのは、冷房の効いたロッカールームではなく、客席の一角にある売店だった。

信玄アイスキャンディ、フライドポテト、チュロスなど、計5300円分を購入。翌日も同様に練習後、いちごクレープや信玄餅を注文した。自身の軽食用かと聞くと「暑い中でトレーナーさんたちも僕たちのためにサポートしてくれているので」と裏方さんへの差し入れだった。

感謝の気持ちを伝えるため、オコエなりのやり方だった。サポートするトレーナーは「僕らはあまり買う機会がないですし、そういう心遣いだけでもありがたい」と喜んでいた。この日、豪快な一発で試合を決めた背番号50は、〝男気〟あふれる好青年だ。(巨人担当・樋口航)