巨人・井上温大「いつも野手の方に点を取ってもらっているので、今日は自分が抑える番だなと」
巨人の井上温大投手がDeNA戦での好投でチームの勝利に貢献
打線の援護を受けず、8勝目を逃すも6回4安打1失点の好投を見せる
試合は延長12回でのオコエのサヨナラ2号ソロで巨人が劇的勝利
◇セ・リーグ 巨人3―2DeNA(2024年9月7日 東京D)
巨人の5年目左腕・井上温大投手(23)が7日のDeNA戦(東京D)で今季12度目の先発登板。打線の援護に恵まれず今季8勝目を逃したものの、6回4安打1失点の好投でチームの勝利に貢献した。
初回、2死一塁で4番・オースティンに高めに浮いたフォークボールを左中間への適時二塁打とされて先制を許したが、失点はこれだけ。2回以降は二塁も踏ませず、4回から6回は一人の走者も出さない好投だった。
打線の援護なく、0―1の6回に代打が出されて降板。だが、この回、丸に同点の11号ソロが飛び出して井上の黒星は消滅した。チームは2―2で突入した延長12回、オコエのサヨナラ2号ソロで劇的勝利を飾っている。
井上との試合後の一問一答は以下の通り。
――投球を振り返って。
「三振もイニングと同じくらい取れてたんで、全体的に凄いいいピッチングができたなと思います」
――チームがチャンスで点を取れない状況が続く難しい展開。
「いつも野手の方に点を取ってもらっているので、今日は自分が抑える番だなと思って、マウンドに上がっていました。点を取れなくてもピッチャー側が我慢して、何とか得点につなげようと」
――初回に点を取られてからの切り替え。
「やっぱりいい打線なので、1点、2点は取られるなと自分のなかで思っていたので、全然そこは動揺せずに次の回もどんどん投げることできました」
――交代の時に阿部監督からペチンと。どんな声かけを。
「ベースカバーいけよ、と」
――阿部監督の言葉をどう受け止めているか。
「自分のために厳しいことも言ってくれて、いろんな細かいところまで見てくれて、そういうことを言っていただいてるのでありがたいと思います」
――6月から負けなし。自信も。
「自信にはなっているのですけど、負けとか勝ちとかは自分で操作できない部分もあるので、ピッチャー側はもう何とかゼロに抑えたりとか、最少失点に抑えるっていうのを心がけて投げるようにしています」
――最後は横川が締めて白星につなげた。
「若い人たちがもっともっとチームを引っ張ってもいけるように。もっと今以上に、いいピッチングをしたりとかすることでチームの勝ちにつながると思うので、そういう選手になりたいなと思います」