巨人・秋広優人 代打で6月12日以来84日ぶり安打 チャンス広げ代打・坂本も初球遊ゴロに球場ため息

AI要約

巨人の秋広優人内野手が84日ぶりの安打を放ち、チームに貴重な得点をもたらした。

7回の攻撃で代打起用された秋広は遊撃内野安打を記録し、一塁上で笑顔を見せた。

しかし、その後のチャンスを活かせず、坂本の凡退で期待は裏切られた。

巨人・秋広優人 代打で6月12日以来84日ぶり安打 チャンス広げ代打・坂本も初球遊ゴロに球場ため息

 ◇セ・リーグ 巨人―ヤクルト(2024年9月4日 京セラD)

 巨人の秋広優人内野手(21)が4日のヤクルト戦(京セラD)の7回に代打で6月12日の楽天戦(楽天モバイル)以来84日ぶりとなる安打を放った。

 相手先発右腕・吉村の前に6回まで散発4安打無得点に抑えられた巨人打線。0―2で迎えた7回に先頭の岡本和が三ゴロに倒れた後、大城卓が左前打で出塁。続く吉川が一ゴロの併殺崩れで2死一塁、打者・岸田の場面で阿部監督が動いた。

 代打・秋広がコールされると、京セラDがどよめいた。一発出れば同点の場面で打席に立った21歳は、吉村が投じた3球目の真ん中に抜けてきたフォークを叩き付けた。一塁へ全力疾走する中で遊撃・長岡が捕球できず。記録は遊撃内野安打となり、一塁上でベンチに笑顔を送った。

 2死一、二塁。このチャンスの再び阿部監督が動き8番・門脇に代打・坂本を送った。京セラDの巨人ファンがこの最大の歓声を送る中、坂本は初球の外角低めのカットボールをひっかけ遊ゴロ。場内に深いため息がもれた。

 秋広は前日3日、6月23日に登録抹消されて以来72日ぶりに昇格。2軍では87試合に出場し打率・268、1本塁打、24打点。8月は21試合で打率・286、出塁率・351と調子を上げていた。