関学大が初戦で桃山学院大に75-10で大勝 開幕直前に部員5人が資格停止処分/関西学生アメフト

AI要約

関西学院大が日本アメリカンフットボール協会からの処分を受けたにも関わらず、関西学生リーグの初戦で桃山学院大に大勝した。

チームは動揺を感じさせず、10TDの猛攻で大学王者の貫禄を示した。

日本代表選手の薬物疑惑にもかかわらず、関学大はチームワークと規律を示し、監督も選手たちの力を称賛した。

関学大が初戦で桃山学院大に75-10で大勝 開幕直前に部員5人が資格停止処分/関西学生アメフト

日本アメリカンフットボール協会から、重大な規律違反があったとして部員5人が資格停止処分を受けた関西学院大が3日、大阪・吹田市のMKタクシーフィールドエキスポで行われた関西学生リーグの初戦で桃山学院大と対戦。75-10で大勝した。

開幕直前のチームに走った動揺を感じさせることはなかった。関学大は10TDの猛攻で大学王者の貫禄を見せつけた。

LB永井励主将(4年)は「動揺はありました」と正直に打ち明け、「注目されるからこそ、自分たちが何を見せられるか、こだわってやっていこう」と仲間と誓い合い、試合に臨んだ。

8月30日、日本協会はU20(20歳以下)日本代表のカナダ遠征中に関学大部員の1人が大麻含有製品とみられる物質を所持、使用したとして日本代表の選抜資格を無期限、他の4人を1~2年の停止とする処分を発表した。大学側は薬物使用の事実は認定できないとする一方、5人の活動を停止した。

薬物疑惑を受けた直後の試合でチームワークと規律を示し、大村和輝監督は「こういう状況の中で、選手たちは力を発揮してくれた」と話した。(月僧正弥)