Jリーグは何位? アジアのリーグ市場価値ランキング7位。バブル崩壊で大幅下落…。かつて100億超えクラブ存在も今は?

AI要約

中国スーパーリーグがアジアのリーグ市場価値ランキングで7位に位置し、総市場価値は約219億円である。

中国政府のサッカー超大国化政策により、多くの欧州で活躍する選手が中国リーグに移籍し、クラブへの巨額の投資が行われたが、不健全なクラブ体系や新型コロナの影響により規模が縮小している。

現在、中国スーパーリーグで最も市場価値が高い選手は山東泰山のクリザンで約7億2000万円であり、彼は8シーズン目のプレーを続けている。

Jリーグは何位? アジアのリーグ市場価値ランキング7位。バブル崩壊で大幅下落…。かつて100億超えクラブ存在も今は?

近年、アジアのリーグの価値が向上している。中東リーグは豊富な資金力を活かし有名選手を獲得、Jリーグは多くの有望選手を海外へと送り込んでいる。では、アジアのリーグで市場価値が最も高いのはどのリーグなのか。今回はアジアのリーグ市場価値をランキング形式で紹介する。(成績は『transfermarkt』参照)

7位:中国スーパーリーグ(中国)

総市場価値:1億3672万ユーロ(約219億円)

総選手数:502人

最高額選手:クリザン(450万ユーロ/約7億2000万円)

 アジアのリーグ市場価値ランキング7位は中国スーパーリーグとなった。同リーグの市場価値は1億3672万ユーロ(約219億円)となっている。

 習近平国家主席が打ち出した中国のサッカー超大国化政策によって、中国リーグのクラブに巨額の資金が投じられた。2010年代後半に熱を帯びた中国移籍バブルで、マルコ・アルナウトビッチやフッキなど、欧州で活躍する多くの選手たちを獲得し、2020年には上海上港のクラブ市場価値が1億1035万ユーロ(約176.7億円)を記録している。

 ただ、不健全なクラブ体系や新型コロナのパンデミックが影響し、リーグ全体の規模が大幅に縮小。中国リーグの名門・広州恒大も、2022年に給料未払い問題が露呈し、2部リーグへと降格してしまった。現在市場価値が最も高いクラブは上海海港で1829万ユーロ(約29.3億円)となっている。

 現在リーグで最も市場価値が高い選手は山東泰山のクリザンで450万ユーロ(約7億2000万円)だ。クリザンに並び最高額となっているのが、元ブラジル代表のオスカル。チェルシーでもプレーしていた逸材は、2017年に中国リーグへと移籍し、今季で8シーズン目となる。今季もここまでリーグ戦23試合11ゴール21アシストと格の違いを見せつけている。