最終戦9位の松山英樹、すぐ日本へ「メダルを取ってから、まだ帰っていない」「見せたい人がたくさん」獲得賞金額はツアー3位16億4070万円

AI要約

松山英樹が米男子ゴルフツアー選手権で好成績を収めるも、16アンダーで9位に終わる。

年間王者に輝いたスコッティ・シェフラーは今季7勝目を挙げ、2500万ドルのボーナス賞金を獲得。

松山は来シーズンに向けて準備し、プレジデンツカップに出場。今後の戦いに意欲を見せる。

最終戦9位の松山英樹、すぐ日本へ「メダルを取ってから、まだ帰っていない」「見せたい人がたくさん」獲得賞金額はツアー3位16億4070万円

◇1日 米男子ゴルフ ツアー選手権最終日(米ジョージア州、イーストレークGC)

 【アトランタ(米ジョージア州)テッド・ムース】松山英樹(32)=レクサス=は7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの67で回り、通算16アンダーで9位だった。スコッティ・シェフラー(米国)も67で、通算30アンダー。今大会にポイントランク1位で入ったまま逃げ切り、今季7勝目を挙げた。初の年間王者になり、ボーナス賞金2500万ドル(36億5000万円)を獲得した。ツアー通算13勝目。

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 追い上げはならなかったが、松山はショットがさえて7つバーディーを量産。今週のベストスコアをマークし、9位のボーナス賞金160万8333ドル(2億3481万円)を獲得した。

 4番で1・5メートル、7番は20センチにつけ、実質324ヤードの8番パー4はグリーン手前まで第1打を運んで、前半は3バーディー。後半は11番でバンカーショットがグリーンに乗らず、1・2メートルのボギーパットも外して後退したが、12番からは3連続で決めて取り返した。

 今大会は3位で迎えたが、腰痛などの影響で本来の力を出し切れなかった。それでも「4日間終われてよかった。昨年は最終戦に出られなかったが、その分プレーできたこと自体がうれしかった」と、まずは無事に闘えたことに安堵(あんど)した。

 今季は2勝し、パリ五輪で銅メダルを獲得。獲得賞金額は1123万7611ドル(16億4070万円、今大会のボーナス賞金を除く)で、ツアー3位だった。「(シーズン通しては)まあ、よく頑張ったなと思う」と、満足そう。すぐに日本に帰る。「メダルを取ってから、まだ帰っていない。見せたい人がたくさんいるんで、それも含めて、最初の2週間ぐらいはゆっくりしたい」という。

 ただ、「今最もやりたいことは」と問われると、「練習したい」。今月最終週にカナダで行われるプレジデンツカップに、世界選抜のエースとして米国選抜と戦う。すでに来シーズンに頭を切り替えており、「もうちょっと安定して戦いたい。常に上位で、トップ10、トップ5で戦えれば、メジャーでもチャンスが増える。そこに向けて、しっかり準備したい」とも。王者・シェフラーについては「すごいなと、正直思う。来年以降もツアーで戦っていく上で、倒していけるようなゴルフをしないと」と誓った。