実は完璧なアタックじゃなかった……2戦連続でノリスがポールポジション獲得「とても嬉しい。でも楽なレースにはならないよ!」
F1イタリアGPの予選でポールポジションを獲得したノリスは、チームメイトと共にフロントロウを独占したことに驚きつつも満足している。
ノリスは素晴らしいラップではなかったとコメントしつつも、ポールポジションを獲得できたことに喜びを表現している。
しかし、ノリスは決勝レースは厳しい戦いになると予想し、未知の要素にワクワクしている。
F1イタリアGPのポールポジションを獲得したランド・ノリス(マクラーレン)は、予選結果については驚きもありつつ満足していると語ったが、決勝は簡単にはいかないだろうと気を引き締めた。
イタリアGPの予選は、トップ4チームによる熾烈な最速争いとなった。Q3ではレッドブル勢が失速したものの、その他の3チームは激戦を展開。結局ノリスが1分19秒327を記録してポールポジションを獲得した。
ノリスにとっては、前戦オランダGPに続き2戦連続でのポールポジション。2番手にもチームメイトのオスカー・ピアストリが入り、マクラーレンがフロントロウを独占した。
「またポールを獲得できた。素晴らしいことだよね」
ノリスは予選後のインタビューでそう語った。
「オスカーが言ったように、今週末ずっと接戦だった中で、僕ら2台がフロントロウを独占できたことには少し驚いた。嬉しいことだけどね。チームには大きな拍手を贈るよ。チームは素晴らしい仕事をしてくれたんだ」
「でもこう言うのは自分では辛いんだけど、実は素晴らしいラップではなかったんだ。Q3最初のアタックもそうだったし、2回目のアタックはもう少しよかったけどね。でも、ポールポジションを獲るには十分だった。少し驚いたけど、とてもとても嬉しいよ」
しかしノリスは、決勝レースは楽な戦いにはならないだろうと語る。
「今日と同じようになったらいいよね。でも週末を通して見てきたように、今回はとても僅差の戦いだし、速いマシンに乗ったとても速いドライバーがたくさんいるんだ。明日のレースは楽なモノにはならないと思う」
「デグラデーション(性能劣化)、タイヤ、路面など、決勝には未知の要素がたくさんある。分からない部分もたくさんあるけど、ワクワクする要素もたくさんあるね」
なおノリスの後塵を拝することになったピアストリは、Q3では2回目のアタックがうまくいかなかったと悔やんだ。
「Q3最初のアタックはかなり良かった。でも、2回目のアタックが十分じゃなかったんだ。今年は何度もそういうことを言ってきた気がする……」
そうピアストリは語った。
「でも良いパフォーマンスだったし、本当に良いチームワークだった。今週末はすごく接戦だったと思うから、無線でもフロントロウを独占するのは難しいと言ったと思う。でもそれをやり遂げることができたのは、素晴らしい努力のおかげだと思う」