「決意が明らかに欠けていた」「危ないな」吉田麻也が厳しい指摘。なぜ “史上最強”の日本代表はアジア杯8強で敗退したのか「15年と一緒。普通にやれば勝てるだろみたいな…」
日本代表がアジアカップで準々決勝でイランに逆転負けしてベスト8敗退したことについて、元主将の吉田麻也がコメント。彼はチームが優勝する決意が足りなかったと指摘し、15年の大会に似ていると述べた。
吉田は、15年のアジアカップについて、前年のワールドカップでの不振から勝利が当たり前だという錯覚で挑んだ結果、足元をすくわれたと感じている。イラン戦については日本の気持ちの入り方が不足していたとコメントした。
気持ちの部分で負けていたと感じる吉田のコメントから、日本代表の課題や改善点が浮き彫りになっている。
先のアジアカップで、「史上最強」と謳われた日本代表は準々決勝でイランに1-2で逆転負け。よもやのベスト8敗退に終わった。
第一次森保ジャパンで主将を務めた吉田麻也(LAギャラクシー)は、その戦いぶりをどう見たのか。盟友の元日本代表DF内田篤人氏がMCを務める『内田篤人のFOOTBALL TIME』でこう述べている。
「アジアカップを獲るという決意が必要。そこが明らかに欠けていた。終わってからそういうコメントをしていた選手もいたけど」
長らく日本代表の最終ラインを支えたCBは、「(20)15年(大会)の俺らと一緒だね。普通にやれば勝てるだろみたいな」と続けている。
「(優勝した)11年は必死に戦って、ギリギリの試合がいっぱいあった。どっちに転ぶかわからないという戦いの中で緊張感を持ってやっていた。(8強止まりだった)15年は、その前の(14年の)ワールドカップでいい結果を出せなくて、アジアでは勝って当たり前だろみたいな気持ちで挑んでいて、足をすくわれたというか」
前述のイラン戦については、「外から見てるから、仲とのギャップはあると思う」と前置きしたうえで、こう印象を語っている。
「立ち上がりからイランの意地でも勝ってやろうという球際のところの雰囲気に比べて、いなそうという感じの日本の入り方からして、危ないなとはちょっと思った」
やはり、気持ちの部分で負けていたと感じたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部