久保建英の物議醸したゴールパフォーマンス「私に対してでも控えになったからでもない」監督明言

AI要約

レアル・ソシエダードのアルグアシル監督は、久保建英のゴールパフォーマンスについてクリアに話し、久保が自分に対して怒っていたわけではないことを明言した。

久保建英が前節のエスパニョール戦で見せたゴールパフォーマンスについて物議を醸していたが、アルグアシル監督はそれを適切でないとして謝罪していた。

アルグアシル監督は久保が控えになったことや自身に対してではなく、適切な行動をとることを示す模範的な振る舞いをしていると評価している。

 レアル・ソシエダードのアルグアシル監督(53)がエスパニョール戦での久保建英のゴールパフォーマンスについて、「私に対してでも控えになったからでもない」と明言した。

 レアル・ソシエダードは28日、スペインリーグ第3節でアラベスとホームで対戦する。試合前日、アルグアシル監督が記者会見に出席した。そのもようをスペイン紙マルカが伝えている。

 前節エスパニョール戦でベンチスタートになった久保は後半途中に投入されると、同35分に右サイドでドリブルを仕掛けて見事な股抜きでDFを抜き去り、スーパーゴールを突き刺した。その後、笑顔を見せずにチームメイトの祝福を振り切り、両耳に手をかざしながらベンチの方向に走っていき、ユニホームに書かれた自分の名前を誇示した。試合後、この行為に至る理由を本人が話さなかったため、さまざまな臆測が飛び交い、物議を醸していた。

 アルグアシル監督はアラベス戦の前日会見でそれに関する質問を受けると、「君たち(報道陣)は誰かに、タケが控えだったから怒っていたと言われたのか? 彼はベンチにいた他の選手たちと同じように、当たり前の必要な怒りを示しただけだ。あのゴールパフォーマンスは適切なものではなかったので謝罪していたが、あれは私に対してでも控えになったからでもない。タケは模範的な振る舞いをしているし、先日は違いを生み出そうとしながら途中出場し、やるべきことをやってくれた」と自分に向けられたものではないことを強調した。(高橋智行通信員)