巨人・阿部監督 広島にゲーム差ゼロもバント失敗連発に「反省して」 浅野死球には「当たったっけ」

AI要約

巨人がヤクルトに5-2で勝利し、3連勝を達成。広島の敗戦により、首位とのゲーム差をゼロに縮めている。

浅野が初回に死球を受けるも、打線が爆発し、モンテス、岡本和、吉川の適時打で3点を先取。さらに丸や岡本和の活躍で着実に加点し、継投で逃げ切った。

阿部監督は勝利を受けても厳しい姿勢を示し、送りバントの失敗や選手の反省を求める姿勢を見せた。

 ◇セ・リーグ 巨人5―2ヤクルト(2024年8月27日 神宮)

 巨人は最下位のヤクルト相手に逃げ切り勝ちを収めて3連勝。貯金を今季最多タイの12に戻した。

 順位は2位のまま変わらないが、首位・広島が敗れたため、ゲーム差ゼロに再接近している。

 初回、打撃好調の浅野が1死から左手首付近にプロ初死球を受け、痛みに悶絶。だが、これで打線に火がついた。モンテス、岡本和、吉川と適時打3本で3点先取。4回には丸の右前適時打で1点、5回には岡本和の21号ソロで1点と着実に加点し、先発右腕・山崎伊が5回8安打2失点で降板後は船迫、バルドナード、ケラー、大勢の無失点継投で逃げ切った。

 阿部慎之助監督(45)は試合を振り返り、「まあ、形はつくれたんだけどね」としながらも「終盤7、8、9回でちゃんと送るところだったり、そういうのができなかったから。勝ったからいいものの、そういうのは個々が反省してほしいなと思います」と8回に岸田と門脇、9回に代打・増田大が送りバント失敗に終わったこともあって厳しい表情。

 また、山崎伊とベンチで直接話していたことについては「まあまあ」と制して「配球のこと」と多くは語らず。また、初回に死球を受け、6回の守備からベンチに下がった浅野について聞かれると「当たったっけ」と一言だけ答えてそれ以上言及しなかった。