ボッタス「今季最悪の週末。ユニークなサーキット特性が弱点を増幅させたと思う」:キック・ザウバー F1第15戦決勝

AI要約

バルテリ・ボッタスはオランダGPで最悪の週末を経験し、速さに欠けるレースを終えた。

周冠宇も苦しい週末を過ごし、燃料の重さやセンシティビティの課題を抱えていることを示唆した。

次戦のモンツァでは状況が変わる可能性があるが、課題に取り組む必要がある。

ボッタス「今季最悪の週末。ユニークなサーキット特性が弱点を増幅させたと思う」:キック・ザウバー F1第15戦決勝

 2024年F1第15戦オランダGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのバルテリ・ボッタスは19位、周冠宇は20位でレースを終えた。

■バルテリ・ボッタス(ステークF1チーム・キック・ザウバー)

決勝=19位(70周/72周)

16番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ミディアム

 今回は間違いなく今シーズン最悪の週末で、レースもそれを裏付けるものになった。僕はすごくいいスタートを切ってまずまずのポジションまで上がり、最初の数周はすべてが順調に思えた。

 だが、それからまもなく、前のクルマについて行けないという厳しい現実を突き付けられた。レースで戦えるだけの速さがなく、最後までその状態から抜け出せなかったんだ。タイヤのコンパウンドが変われば状況が良くなるかもしれないと考えて、すべての種類を履いてみたが特に違いはなかった。おそらくこのユニークなサーキットの特性が、僕らの弱点を増幅させたのだと思う。このクルマのセンシティビティが強調され、バンク、路面、キャンバー、風といった要素のすべてが、ここでは僕らに不利な方へ働いた。

 退歩したわけではないのはわかっている。この週末にも、将来に向けて役立つ学びがたくさんあった。何より重要なのは、来週の開催地であるモンツァは、こことはまったく違うサーキットであることだ。より大きな希望を抱いて次戦に臨むつもりだよ。チームとしてハードワークを続け、自信を失わずにプッシュし続ける必要がある。まだこの先、多くのレースが残っているのだから。

■周冠宇(ステークF1チーム・キック・ザウバー)

決勝=20位(70周/72周)

17番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト

 この週末はタフなものになった。僕らがこの夏休み明け最初のレースに期待していたのとは、まるで違う状況だったことは間違いない。

 路面がドライになった後は、週末全体を通じて直接の競争相手から大きく離され、日曜のレースでもそれは変わらなかった。いずれにせよ、どうして燃料が重い状態ではこれほど苦戦するのか、その原因を理解することが重要だ。そのために導入した変更も、ほとんど機能しなかった。厳しいレースになることは覚悟していた。オープニングラップからグリップ不足に苦しみ、すぐに集団について行けなくなったんだ。

 モンツァでは状況がいい方向へ変わるはずだ。コースレイアウトが異なるし、風の影響をそれほど強く受けることもないからね。これまでのところ、僕らのクルマは極端なコンディションに対するセンシティビティが高すぎる。シーズンの残りのレースに向けて、この課題に取り組む必要があると思う。

[オートスポーツweb 2024年08月27日]