良い選手が続々と…。今夏欧州移籍した日本人の市場価値ランキング10位。J3→J1→イングランド! 期待しかない21歳

AI要約

横山歩夢はサガン鳥栖からバーミンガム・シティへ移籍した21歳のFW。過去の経歴や成績から注目を浴びており、イングランド3部リーグでデビューを果たしている。

高校卒業後、松本山雅FCを経てJ1のサガン鳥栖に加入した横山は、怪我の後に活躍し、爆発的なスピードを武器にゴールを量産している。

今後の活躍に期待が高い横山は、イングランドでのデビュー戦で速さや危険性を発揮し、監督からの評価も高い。

良い選手が続々と…。今夏欧州移籍した日本人の市場価値ランキング10位。J3→J1→イングランド! 期待しかない21歳

 Jリーグの夏の移籍市場が閉鎖となった。この時期は、欧州各国リーグの新シーズン開幕前で、Jリーグからヨーロッパに渡った選手が多くいる。今回は、Jリーグのクラブから欧州クラブへ移籍した日本人選手の中で、データサイト『transfermarkt』に基づく市場価値トップ10を順位ごとに紹介する。※データは8月23日時点。金額が並んだ場合はサイトに準拠。

10位:横山歩夢

生年月日:2003年3月4日(21歳)

最新市場価値:60万ユーロ(約9600万円)

移籍元クラブ:サガン鳥栖

移籍先クラブ:バーミンガム・シティ(イングランド)

2024リーグ戦成績:24試合5得点3アシスト

 横山歩夢は60万ユーロ(約9600万円)の市場価値がついている21歳のFWで、この夏に三好康児も所属しているイングランド3部リーグのバーミンガム・シティに加入した。

 横山は高校卒業後、2021年に松本山雅FCでプロキャリアをスタートさせた。プロ1年目はJ2リーグで16試合に出場して無得点に終わったが、2年目はJ3で29試合に出場して11得点を挙げ、大きく飛躍した。この活躍で注目を集め、2023シーズンにJ1のサガン鳥栖へ移籍した。

 2023シーズン前半戦はケガもあって出番が限られたものの、終盤戦に存在感を示すと、2024シーズンはさらに進化。開幕当初はベンチスタートが多かったが、爆発的なスピードを活かして存在感を示し、レギュラーに定着した5月からゴールを量産して、5得点を記録している。

 鳥栖にとって有望な若手が育つことは喜ばしいことだったが、横山のステップアップは周囲の予想を超えており、8月10日にバーミンガムへの加入が発表された。

 横山は、すでにイングランド3部リーグでデビューを果たしている。今月17日のウィコム戦に途中から出場すると、68分に左サイドでパスを受けて、得意のドリブル突破で縦に抜け出し、左足のクロスでアシストを記録した。クリス・デイビス監督は試合後、「ヨコは1対1で非常に危険だった」と評価しており、今後の起用にも期待がかかる。