ソフトバンク、2年目イヒネ・イツアが持ち味のスピードで勝利に貢献 松山2軍監督「前に打球が飛べば何かが起こり、塁に出れば足が生きる」

AI要約

2022年のドラフト1位指名内野手が勝利に大きく貢献。

俊足を活かしたランニングプレーが光る。

今後も走攻守で頑張る意欲を示す。

ソフトバンク、2年目イヒネ・イツアが持ち味のスピードで勝利に貢献 松山2軍監督「前に打球が飛べば何かが起こり、塁に出れば足が生きる」

 ◆ウエスタン・ソフトバンク4―0阪神(24日、ほっともっとフィールド神戸)

 2022年のドラフト会議で1位指名され入団2年目のソフトバンクのイヒネ・イツア内野手(19)が、持ち味の「スピード」で勝利に大貢献した。まずは3回、先頭打者として右翼線突破の二塁打で出塁。続く佐藤航太の3球目に阪神・鈴木勇斗が暴投、すかさず三塁へ進むと、1死三塁から三森大貴の二ゴロで好スタート、ヘッドスライディングで本塁を陥れる好走塁(記録は二塁手の野選)。さらに圧巻は5回無死から四球で出塁すると、佐藤航の3球目はヒットエンドランのサイン。これを佐藤航が空振りしたにもかかわらず、イヒネは二盗に成功。続く4球目に阪神・松原快が暴投して三進すると佐藤航の中犠飛で生還。ノーヒットで2点目を奪った。

 この〝快走ぶり〟に目を見張ったのが、松山秀明2軍監督だった。「彼の持ち味。やっぱり足がある。イヒネの場合は、前に打球が飛べば何かが起こり、塁に出れば彼の足が生きる。だからまず、ボールを前にはじき返せるように、それをまず考える。そうすれば彼の能力が生きてきますよね」と絶賛。50メートル6秒2の俊足を生かすべく、とにかく転がせば、塁に出れば、大きくチャンスが広がるというわけだ。

 イヒネも「いい感じで(スピードが)出せたかなと思います」と振り返り、二盗に関して「ああいうところ〝も〟出していきたいですね」と強調。今後に向けて「走攻守で頑張っていきたいですし、走だけに限らず、これからもしっかりやっていきます、という感じですね」と抱負。新たなるスピードスターが着実に力を付け始めているようだ。

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