A・ロペスが得点ランク首位に並ぶ2発!!加藤蓮はJ1初ゴール!! 横浜FM、香川3か月ぶり出場のC大阪を後半4発粉砕

AI要約

横浜F・マリノスがセレッソ大阪を4-0で破り、アンデルソン・ロペスが2得点ランキング首位タイ浮上の活躍。

横浜FMは2連勝で6位をキープし、C大阪は3連敗で7月から7戦未勝利となっている。

横浜FMは公式戦3試合連続の3ゴール以上で、攻撃力を取り戻して3連勝を果たした。

A・ロペスが得点ランク首位に並ぶ2発!!加藤蓮はJ1初ゴール!! 横浜FM、香川3か月ぶり出場のC大阪を後半4発粉砕

[8.24 J1第28節 横浜FM 4-0 C大阪]

 J1リーグは24日、第28節を各地で行い、横浜F・マリノスがセレッソ大阪を4-0で破った。後半にFWアンデルソン・ロペスが得点ランキング首位タイ浮上の2ゴールを記録した他、途中出場のDF加藤蓮がファーストタッチでJ1初ゴール。2連勝で6位をキープし、上位陣にまた一歩迫った。一方のC大阪は3連敗で、7月から7戦未勝利(3分4敗)と大ブレーキとなっている。

 47926人が集まった国立競技場開催の一戦。ホームの横浜FMは出場停止明けのMF喜田拓也が先発復帰し、GKポープ・ウィリアムに代わってGK飯倉大樹も2試合ぶりの復帰を果たした。対するC大阪はMF平野佑一が加入後初先発。パリ五輪メンバーのDF西尾隆矢も2試合ぶりに先発に戻った。

 試合は横浜FMが一方的にボールを握り、FWエウベルとFWヤン・マテウスの両ウイングを有効に使いながら押し込む展開。だが、クロス攻勢がなかなか決定的なシュートにつながらず、0-0のまま時間が過ぎていく。

 すると前半12分、先に決定機を迎えたのはC大阪。平野が中盤の空中戦を競り勝ち、FWヴィトール・ブエノがつないで右サイドに送ると、MFルーカス・フェルナンデスが強烈なシュートを狙った。だが、これは飯倉に阻まれ、こぼれ球に反応したルーカスのシュートも防がれた。

 さらにC大阪は前半31分、右サイドをテンポよくつないで横浜FMのプレスを打開すると、V・ブエノの浮き球パスにDF舩木翔がペナルティエリア左で反応。ゴール前に折り返すと見せかけ、ニアポスト脇へのシュートを押し込んだ。だが、これはオフサイドの判定。舩木が飛び出すのが早く、ゴールとはならなかった。

 対する横浜FMは前半37分にようやくビッグチャンス。喜田の縦パスをFW西村拓真がフリックし、うまく収めたFWアンデルソン・ロペスが右足を振り抜う。だが、ゴール左隅のコースを突いたシュートはGKキム・ジンヒョンがスーパーセーブ。その直後には中盤左サイドで相手と交錯したMF渡辺皓太が左足を負傷。ピッチ脇で治療を受けたが、MF山根陸と交代した。

 そのまま0-0で後半へ。すると開始1分、横浜FMがさっそく先制した。自陣からのビルドアップで左サイドを侵入し、エウベルの突破を起点に右サイドへ送ると、ヤン・マテウスのクロスのA・ロペスが反応。DF奥田勇斗にユニフォームを引っ張られて倒され、PKを獲得した。キッカーはA・ロペス。独特の助走でGKと駆け引きしながら左に蹴り込んだ。

 対するC大阪は後半7分、右サイドを突破したV・ブエノのクロスにレオ・セアラが反応するも、ヘディングシュートは飯倉がファインセーブ。同15分にはV・ブエノのスルーパスに奥田が抜け出したが、このシュートも飯倉に止められた。横浜FMも同17分、ヤン・マテウスのスルーパスからエウベルが狙うも、キムに阻まれた。

 C大阪は後半21分、V・ブエノのスルーパスに抜け出した舩木がゴール前にクロスを送り、DF永戸勝也のクロスミスがゴールに吸い込まれるが、舩木にオフサイドがあったとしてゴールは認められず。直後の22分、一挙に3枚替えを行い、5月11日の第13節・神戸戦からJ1リーグ戦出場のなかったMF香川真司を投入。FW北野颯太とMF柴山昌也も入った。

 一方の横浜FMも後半27分、西村とDF松原健に代わってMF天野純とDF加藤蓮を投入。すると直後の同28分、すぐに追加点を奪った。中盤でのボール奪取からヤン・マテウスとA・ロペスが素早く繋ぎ、左サイドに展開すると、ここに走り込んだエウベルがドリブル突破から右足トーキックでクロス。これに飛び込んだ途中出場のDF加藤蓮がダイレクトで押し込んだ。今季加入の加藤はこれがJ1初ゴール。この日のファーストタッチで決めた。

 さらに横浜FMは後半39分、FW宮市亮のクロスのこぼれ球を拾った喜田がミドルシュートを狙うと、これをA・ロペスがかすかに軌道を変えてダメ押しゴール。A・ロペスはこれで今季17点目とし、得点ランキング首位のレオ・セアラに並んだ。

 終盤には両者とも決定機が訪れた中、C大阪はレオ・セアラの決定機が飯倉に阻まれると、横浜FMは後半アディショナルタイム6分、天野が決めて4-0。今季4点目でゴールラッシュを締め括った。横浜FMが21日の天皇杯4回戦・長崎戦(◯3-2)も含めて公式戦3試合連続の3ゴール以上。夏場の連戦で攻撃力を取り戻し、公式戦3連勝を果たした。