【C大阪】聖域なきメンバー争いに平野佑一や香川真司ら参戦 24日横浜戦で7試合ぶり勝利へ

AI要約

セレッソ大阪小菊監督は、連敗を2で止め勝利を目指している。

メンバー争いが激化し、新加入選手やけが明け選手も次第に出場機会を得つつある。

横浜Fマリノス戦では小菊監督が初のタイトル獲得を逃した因縁の場所で勝利を誓っている。

 6戦未勝利が続き、現在2連敗中のセレッソ大阪小菊昭雄監督(49)が23日、24日の横浜Fマリノス戦(国立)に向け、オンラインで取材に応じた。

 「相手のスタイルを把握した上で、試合の入りから自分たちでコントロールし、自分たちの試合に持っていく。先制点を奪いにいくのは非常に大事」

 連敗を2で止め、6月30日の名古屋グランパス戦以来となる勝利を目指す。

 注目はメンバー争いだ。残り11試合となり、現在の7位からどこまで上位へ食い込めるか。

 小菊監督は20日の取材で「全試合、先発は変わってもいいと思っている」とコメント。例えば、今までMF奥埜博亮(35)とMF田中駿汰(27)は、C大阪では聖域のダブルボランチと思われてきたが、次のように踏み込んだ。

 「佑一は勝ちたいという思いをプレーで発信できる選手。真司も陽(ひなた)も、状態は上がってきている」

 浦和レッズから新加入のMF平野佑一(28)は、最近は途中出場で存在感を示す。けが明けのMF香川真司(35)とMF喜田陽(24)の名前も挙げ、特に5月11日のヴィッセル神戸戦を最後にリーグ戦はコンディション不良などで欠場していた香川は、18日の練習試合で約60分プレー。

 指揮官は「リバウンドがなければ(18人のベンチ入りや先発争いの)テーブルに乗ってくる」と断言した。

 開幕前のけがで長期離脱していたDF進藤亮佑(28)も今季2度目のベンチ入りで、初出場があるかもしれない。

 21日の天皇杯4回戦で、J2V・ファーレン長崎に敵地で逆転勝利を収めた6位の横浜は、中2日の強行軍。天皇杯もルヴァン杯も敗退した7位C大阪とすれば、リーグ戦だけに集中しての中6日だけに、意地は見せたい。

 国立といえば、22年10月22日のルヴァン杯決勝で、C大阪がサンフレッチェ広島に後半追加時間に2失点し、1-2と悲劇的な逆転負けを喫した会場。あと数分で小菊監督にとって初となるタイトルを逃した因縁の場所だ。

 小菊監督は「夏休み中で、国立にファミリー(サポーターや関係者)が来場される。私たちは勝利をお届けし、サッカーの素晴らしさをお伝えしたい」と、7戦ぶりの勝利を誓った。