「原英莉花のような選手はいなかった」 韓国ツアー参戦で現地メディア絶賛のワケ「鑑となっている」

AI要約

プロゴルファーの原英莉花が韓国女子(KLPGA)ツアーのハンファ・クラシックに招待参加し、準備に真剣に取り組んでいる。

原は試合前にコース踏査に臨み、2アンダーの70で健闘を見せた。

過去の他の選手と比較して、原の真摯な姿勢が注目されている。

「原英莉花のような選手はいなかった」 韓国ツアー参戦で現地メディア絶賛のワケ「鑑となっている」

 プロゴルファーの原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が、22日に開幕した韓国女子(KLPGA)ツアーのハンファ・クラシックに招待参加している。ここで話題になっているのが原の“本気ぶり”だ。韓国メディアが「1か月前にコース踏査に臨んだ招待選手」という記事で賛辞を送っている。

「ハンファ・クラシック」は韓国北部の江原道・春川にあるジェイド・パレス(6797ヤード、パー72)で開催。韓国メディア「ヘラルド経済」が「ハラ・エリカの競技へ臨む姿勢が鑑となっている」と称えたのは、試合への入念な準備だ。

 記事は「JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)ツアーでメジャー3勝を含む通算5勝を挙げているエリカは、ハンファクラシック出場が決まったあと、日本ツアーの転戦中に韓国を行き来してコースを踏査するという誠意を見せた」と伝えた。

 さらに「エリカは招待料をもらって出場する以上は、大会期間内に最上のパフォーマンスを見せなければという思いが強い。そのため先月、日本ツアーの試合が終わった日曜日の夜に飛行機に乗って韓国へやってきて、翌月曜日に春川へ移動して大会コースで練習ラウンドをこなし、日本へ帰った」と続けている。22日の大会初日、原が3番パー4でイーグルを奪うなど、2アンダーの70で回る健闘を見せたのはこの努力のためだと見ている。

「過去、多くの選手が招待料を受けてKLPGAツアーに出場したが、エリカのように大会1か月前にコース踏査に出た選手はいなかった」と指摘。アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)やカリー・ウェブ(豪州)、ミシェル・ウィー(米国)など世界的な選手も「巨額の招待料で韓国を訪れたが、LPGAツアーのあと夜の飛行機で韓国へやってきて、試合に出て急いで韓国を離れた」という。

 原は23日の2日目も4バーディー2ボギーの70で回り、通算4アンダーの9位タイにつけている。予習の成果で、さらなる上昇が見られるだろうか。