甲子園準V 関東第一 留守番部隊のパブリックビューイング大熱狂

AI要約

関東第一校内で行われた全国高校野球選手権決勝のパブリックビューイングには約500人が集結し、熱気高まる中で試合が行われた。

試合は激戦の末、2-1で京都国際に敗れ、準優勝となった関東第一校内。

試合終了後、準優勝の垂れ牧が掲げられ、選手やファンは悔しさをにじませながら応援団として団結した。

甲子園準V 関東第一 留守番部隊のパブリックビューイング大熱狂

 ◇第106回全国高校野球選手権決勝 関東第一1―2京都国際(2024年8月23日 甲子園)

 東京都江戸川区の関東第一校内多目的ホールで行われたパブリックビューイングにはサッカー部員ら約500人が集結。会場は想定外の人数が詰めかけ、プレーボール前から熱気ムンムンとなった。

 声援が最高潮に達したのは9回2死満塁だ。しかし、一打サヨナラの好機で7番・熊谷俊乃介捕手(3年)の打球は快音を残したものの、右飛に終わった。

 0―0のままタイブレークに突入。10回表に2点を先行され、その裏に1点差も、2死満塁で坂本慎太郎外野手(2年)が空振り三振に倒れてしまう。一瞬だけタメ息が漏れたが、すぐに健闘を称える大きな拍手が沸き起こった。

 先発・畠中鉄心投手(3年)が巣立った地元の少年野球チーム「松島ファルコンズ」の選手20人も最前列で応援。本間大翔君(江戸川第三松江小6年)、江口純樹君(江戸川西小松小6年)は口をそろえて「先輩はいい投球をしてくれ、ドキドキしたけど、9回に点を取れなかったのが痛かった」と悔しそうだった。

 試合後、同校内に「準優勝 関東第一高校」の垂れ牧が掲げられた。「準」の文字が幾分小さめだった。