高校野球の”最強校”だが…プロで苦しむ大阪桐蔭戦士(5)”全国制覇”も電撃トレードで

AI要約

大阪桐蔭高出身のプロ野球選手、福田光輝の経歴を紹介。

大阪桐蔭高での活躍や法政大での実績、そしてプロ入り後の苦戦について。

現在、課題を克服しなければプロ生活が厳しくなる福田の現状。

高校野球の”最強校”だが…プロで苦しむ大阪桐蔭戦士(5)”全国制覇”も電撃トレードで

 現在、全国屈指の名門といっても過言ではない大阪桐蔭高。今夏の甲子園では2回戦で姿を消したが、プロで活躍する選手を多く輩出している高校だ。その一方、大阪桐蔭高でエースやクリーンナップを務めた実績がありながら、プロでは鳴かず飛ばずの選手も少なくない。ここでは、プロで苦しむ大阪桐蔭出身の選手を紹介する。

投打:右投左打

身長/体重:176cm/80kg

生年月日:1997年11月16日

経歴:大阪桐蔭高 - 法政大

ドラフト:2019年ドラフト5位

 大阪桐蔭高で、3回甲子園に出場した福田光輝。内野のユーティリティー性は光るが、一軍定着には至っていない。

 2013年夏の甲子園では、1年生ながらベンチ入り。1回戦の日本文理(新潟)との試合では代打で出場し、四球を選んだ。

 すると2年夏にも甲子園の土を踏み、甲子園優勝を経験。全6試合で「8番・遊撃」としてスタメン出場した。同大会で福田は打率.150(20打数3安打)、3打点と打撃では苦しんだが、持ち前の守備力で全国制覇に貢献した。

 3年春にも甲子園に出場し、同大会でも打率.231(13打数3安打)と苦しんだが、準々決勝の常総学院(茨城)との試合ではホームランを放った。その後、チームは同夏の甲子園出場を逃し、福田は東京六大学リーグの法政大に進学した。

 法政大では1年春からベンチ入りし、4年秋には打率.354をマーク。ドラフト会議では自慢の守備力なども評価され、ドラフト5位で千葉ロッテマリーンズに入団した。

 だが、プロ入り後は目立つ成績を残せていない。ルーキーイヤーから一軍出場はしたが、翌2021年は一軍出場なしという結果に。

 昨季のシーズン開幕前には、西村天裕とのトレードで北海道日本ハムファイターズに移籍。同年にはプロ初本塁打を放ったが、一軍では24試合の出場で打率.175、2本塁打、7打点に終わった。

 今季は一軍で打率.357(14打数5安打)を記録していたが、現在はファーム降格となっている福田。課題の打撃で結果を残せなければ、立場はより厳しくなりそうだ。