【ソフトバンク】久しぶりの連敗も首位快走チームに「痛み」はなかろう 大関友久に芽生えた自信

AI要約

ソフトバンクは、仙台での連敗で久しぶりに2連敗を喫したが、まだ優勝マジック23の首位快走チームにとっては大きな痛手とは言えない。

大関の好投や石塚のプロ初本塁打など、チームには自信をつける要素があった。V戦線に向けてさらなる充実を図ろうとしている。

19年育成ドラフトの同期である石塚の活躍など、チーム全体が明るい雰囲気を保っている。

【ソフトバンク】久しぶりの連敗も首位快走チームに「痛み」はなかろう 大関友久に芽生えた自信

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 ソフトバンクは、敵地・仙台で連敗した。球宴前の7月15日に3連敗して以来の2連敗。1カ月以上もなかった2戦連続黒星だ。優勝マジックは23のまま。とはいえ、首位快走のチームにとってまだまだ「痛み」はなかろう。

 この日先発した大関が、6回3安打無失点の好投。自己最多となる8勝目はスルリと手からこぼれ落ちたが、今後に向けて信頼感の持てる投球内容だった。

 「丁寧に投げようと思った。球数増えたのは割り切って切り替えて。球数的にはもう1イニングというところだったが、フランコさんにほぼほぼホームランみたいな打球を打たれていましたし、ギリギリの内容だったので仕方ない」。試合後、6回降板について大関は冷静に自己分析した。

 0-0の4回。2死三塁からフランコに中堅左に大飛球。周東が快足を飛ばして好捕した。5、6回はきっちり3人で締めた。2回には先頭阿部の打球が背中に当たった(結果は二ゴロ)。「ちょっと(背中の)肉をかすった感じ。痛かったけど投球には問題なかった」と涼しい顔だった。

 19年育成ドラフトの同期でもある石塚が、プロ初安打に先制弾となるプロ初本塁打。「うれしかったですね。堂々と打席に立っているので。僕も勇気をもらいながら投げた。(ファームの)筑後でも一緒にやった時間は長いですし、僕もうれしかった」と背中を押された。

 正念場のV戦線へ向け、さらに自信はついた。「(投球は)よかったんじゃいかなと思います。またイーグルス戦の時にこういう試合を生かせればと思う」。キッパリとそう言った。