【とっておきメモ】ソフトバンク石塚綜一郎「出るためならどこでも守りたい」熱く明るくハキハキ

AI要約

石塚綜一郎捕手がプロ初安打、初打点、初本塁打を放つ

外野守備にも挑戦し、情熱的な姿勢を見せる石塚選手

若手選手の活躍がチームに新たな活力をもたらす

【とっておきメモ】ソフトバンク石塚綜一郎「出るためならどこでも守りたい」熱く明るくハキハキ

<とっておきメモ>

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 ホークスにまた、育成の星が誕生した。5年目のソフトバンク石塚綜一郎捕手(23)がプロ初安打、初打点、初本塁打を放った。「7番DH」でスタメン出場。第1打席で中前打を放つと、第2打席は左翼ポール際に1号ソロをかっ飛ばした。19年育成ドラフト1位の右の大砲候補。チーム事情により22日から2軍へ合流するが、降格前に爪痕を残した。

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 すがすがしい男だ。2年半前の22年1月。「成人式出てきました! これからもよろしくお願いします!」。筑後で寒さに凍える報道陣に頭を下げてきた。熱くて明るくて、ハキハキしている。そんな印象を持った。

 大卒1年目とおない年になる高卒5年目の23歳。今季、ドラフト3位の広瀬が交流戦でプロ初安打、初打点、初本塁打を記録した。「今年の大卒ルーキーはおない年なんで。とにかく広瀬には負けられんですね」。捕手登録だが、プロ入り後は一塁にも挑戦中。今季は外野守備にも挑んだ。「だんだん慣れてきたんで。出るためならどこでも守りたい」。情熱は人一倍。「筑後でもドームでも、よろしくお願いします」。礼儀正しい男でもある。【ソフトバンク担当=只松憲】