打球直撃も粘りの投球 ソフトバンク大関友久、6回無失点も自己最多8勝目は届かず 育成同期の石塚綜一郎の援護点に「うれしかった」

AI要約

ソフトバンクの大関友久が6回3安打無失点と好投し、サヨナラ負けで自己最多8勝目を逃すも、前向きな姿勢を見せた。

球数を節約し、粘りの投球を見せた大関は、同期の石塚綜一郎のプロ初本塁打に唯一の援護点をもたらし、感慨深いコメントを残した。

8勝目を逃したものの、6回無失点という好投でチームに貢献した大関は、今後の試合で活かしたいと前向きな意気込みを示した。

打球直撃も粘りの投球 ソフトバンク大関友久、6回無失点も自己最多8勝目は届かず 育成同期の石塚綜一郎の援護点に「うれしかった」

 ◆楽天2×―1ソフトバンク(21日、楽天モバイルパーク)

 ソフトバンクの大関友久が6回3安打無失点と好投した。勝ち投手の権利を持って降板したが、サヨナラ負けで自己最多8勝目はお預けとなった。

 序盤から球数を費やし、粘りの投球を強いられた。2回には先頭阿部の打球が背中を直撃。「肉をかすめた感じだった。痛かったけど、影響はなかったです」。3回を投げ終え、早くも65球。「丁寧に投げようと思っていた。相手も前に飛ばすというよりファウル、ファウルという打撃をしてきた。球数が増えたのは割り切って、4、5回は早めに勝負しようという感じだった」。5、6回は三者凡退でリズムをつくった。

 6回102球で降板。「球数的にはもう1イニングというところだったけど、フランコさんにも(4回に)ほぼほぼホームランみたいな打球を打たれていた。ギリギリの内容だったので仕方ないかな」。白星の権利を手にリリーフ陣に託した。

 唯一の援護点は同期の石塚綜一郎のプロ初本塁打だった。2020年の育成ドラフト1位入団が石塚で2位が大関だ。高卒と大卒の違いがあったが、先輩の大関は「うれしかったですね。すごく堂々と打席に立っている。僕も勇気をもらいながら見ていた。筑後の時も一緒にやっていた時間は長いので」と目を細めた。

 8勝目は目前で逃げていったが、6回無失点と好投した意味は大きい。「良かったんじゃないですかね。こういう試合を生かせれば」と前を向いた。(小畑大悟)

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