「圧倒的な感じで抑えないと」ソフトバンクの20歳左腕はファームで上り調子 手応え十分の投球続く

AI要約

ソフトバンクの木村大成投手が力投し、自己最長の5回を投げて1失点に抑える

木村投手はフォークを新たな武器として投球し、自信をつけている様子

今季調子が良い木村投手は、圧倒的な投球で3軍から上がりたいと意気込んでいる

「圧倒的な感じで抑えないと」ソフトバンクの20歳左腕はファームで上り調子 手応え十分の投球続く

 ◆交流戦・ソフトバンク3軍3―1高知ファイティングドッグス(21日、タマスタ筑後)

 ソフトバンクの木村大成投手(20)がともに今季の自己最長の5回、80球を投げて1失点の力投を見せた。最速は146キロだった。

 この日のテーマは真っすぐ、スライダーに続く自身の第3球種としてフォークを試そうと臨んだ。初回は失策と安打を許したが後続を切った。4回1死からフォークで三ゴロに仕留めた後、走者を背負ったが要所を抑えた。5回は先頭打者にフォークを中前打とされ、2死三塁となって右前適時打を許した。

 フォークの出来について「打たれたのもあるけど、抑えられて自信になった」と汗を拭った。2四球を与えた点には「決め球はスライダーだけど、決まらなかったら四球になってしまう。もっと(全てにおいて)精度を上げないと」と前を向いた。

 北海高(北海道)からドラフト3位で入団。最速150キロの真っすぐとキレのあるスライダーが武器の左腕だ。3年目の今季は、春に本来の投球ができなかったことから約1カ月間、フォーム修正に取り組んだ。7月に実戦復帰してからはファーム非公式戦で7試合に登板し、19イニングを投げて2失点。防御率は1・05と安定。「左腕の位置も体のバランスもいい感じ。『これだな』という投球が見つかった。調子が戻っている」と胸を張る。

 今季2軍で投げたのはフォームを修正する5月に1度だけ。調子がいいだけに「上がりたい」と強調。「3、4軍で圧倒的な感じで抑えないと上がれないと思う。まずは圧倒する投球を目標に投げる」と意気込んだ。

(浜口妙華)

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