早川、強力打線に雪辱 2戦連続好投で9勝目―プロ野球・楽天

AI要約

楽天の早川がソフトバンク打線に7安打を浴びながら、6回無失点、6奪三振の力投。

早川は序盤のピンチを切り抜け、山川を空振り三振に仕留めるなど気合が入った投球を見せた。

2戦連続で実力を示した早川は、チームを代表する投手として期待されている。

 強力打線に雪辱を果たした。

 楽天の早川がソフトバンク打線に7安打を浴びながら、6回無失点、6奪三振の力投。7月30日の前回対戦で打ち込まれていただけに「やり返そうという気持ちでマウンドに上がった」と気合が入っていた。

 ヤマ場は序盤に訪れた。2点リードの三回2死満塁で打席には山川。本塁打数でトップを独走する強打者を空振り三振に仕留めた。ピンチを切り抜けた早川はグラブをたたいてほえ、「高めに浮かないように。低めに丁寧に投げられた結果」と胸を張った。

 13日のオリックス戦は121球で完封勝ち。その負担を考慮され、今回は早めにマウンドを譲った。2戦連続で実力を示した左腕を今江監督は「要所でゼロに抑えた」と評価。1年通して安定した成績を残してほしいとの思いから、あえてエースと呼ばず「チームを代表する投手」と表現した。

 ルーキーイヤー以来、自己最多に並ぶ9勝目をマーク。初の2桁勝利も「通過点」と言い切る。「(10勝は)達成していかないといけない。目指すところは高くやっていければ」。26歳はまだまだ満足しない。