【ソフトバンク】モイネロ5回で降板、こんな日もある 「小休止」も勢い止まったわけではない

AI要約

楽天がソフトバンクを3-0で破り、3失点でKOされたモイネロの投球が話題となる。

試合前にリラックスした様子を見せていたモイネロだが、試合ではフランコに2ランを浴びるなどして5回KOされる。

モイネロは無敗を続ける一方、NPB史上初の通算100ホールド&先発10勝を持つこととなる可能性もある。

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>

 <楽天3-0ソフトバンク>◇20日◇楽天モバイルパーク

 まあ、こんな試合もあるだろう。ソフトバンクの「火曜日の男」となった先発モイネロが5回86球、3失点でKO降板。チームは敵地・仙台で黒星を喫した。打線もつながりを欠いて0封負け。2位日本ハムが勝ったため優勝マジックを減らすことはできなかった。

 「思うような投球ができなかった。でも、こういう日もあると、気持ちを切り替えて、次の登板でいい投球ができるように調整します」。降板後、モイネロは広報にコメントを託した。2回無死一塁からフランコに先制2ランを献上。4回には1死から太田、中島の連続二塁打で1点を追加された。5回こそ3人で切ったが、15試合連続でQS(6回自責点3以内)を記録していた左腕にベンチも早めに見切りをつけた。

 試合前。登板日だが、いつも以上にリラックスしていたモイネロの姿があった。一塁側ベンチにケーキを食べながらやってきて報道陣と談笑。チームよりひと足先に仙台入りした18日には名物料理の牛タンを堪能したという。岡本通訳は「ベンチ裏では本当はピリピリしている」と助っ人左腕のリラックス表情を否定していたから、何とか緊張感をほぐしたいという思いもあったのかもしれない。

 Vロードを快走するチームには「小休止」となったものの、勢いが止まったわけではない。試合後のモイネロもサバサバした表情で「こんな日もある。またガンバリマス」と言ってバスに乗り込んで行った。NPBでは史上初となる通算100ホールド&先発10勝は次回以降に持ち越し。今季4敗目を喫したサウスポーだが、まだ連敗はない。次週は笑顔でウイニングボールを手にしているはずだ。