市立前橋が「元気が出るサッカー」で国士舘に快勝

AI要約

8月18日、2024横浜サッカーフェスティバルU-18が行われ、国士舘と対戦した市立前橋が3-0で勝利を収めた。

試合展開を詳細に振り返り、市立前橋の攻撃力と国士舘の苦戦を述べた。

両チームの監督のコメントを通じて、試合の意義と今後の課題が明らかになった。

市立前橋が「元気が出るサッカー」で国士舘に快勝

 8月18日、2024横浜サッカーフェスティバルU-18が行われ、国士舘と対戦した市立前橋が3-0で勝利を収めた。

 5分、右サイドから鋭く侵入したFW75金井健太郎が迷いなく振り抜いたボールは惜しくもポストを叩くが、躊躇なくゴール前に詰めたFW30中島慶音が押し込み、幸先よく先制する。勢いに乗ったこのコンビは、28分にも金井のヒールパスを受けた中島が追加点を狙うが、ここは相手GKの好セーブでゴールとはならない。しかし、この攻撃で獲得したCKから追加点が生まれ、市立前橋がリードを広げる。

 反撃に出たい国士舘だったが、繰り出される市立前橋の攻撃にDFラインを下げられ、前線との距離が間延びし、ボールをゴール前に運ぶことができない。それでも58分にはゴールの左前から直接FKのチャンスを掴むものの、ここは相手GKの好セーブでゴールは割れず、反撃の糸口がつかめない。結局、その後に追加点を奪った市立前橋が3-0で勝利し、大会を締め括った。

 試合後、この試合の指揮を執った市立前橋・安倍源コーチは「繋がりをチームのテーマとしている中で、ビルドアップして動かすだけでなく前進していくために味方同士の距離感や関わり方をどれだけ実践できるか、今日(試合に)臨んでみて、上手くできたところと修正しなくてはいけないところがわかりました。(3点は取りましたが)取りきれていないのが今の力なので、これからそういうところを詰めていきたいです」とチームにとって意義があった試合だったと感想を語った。

 惜しくも力を出しきれなかった国士舘・上野晃慈監督は「チームとしてはまだまだ。うちに足りないところが見えました。臨機応変に自分たちで判断していくところ、球際や局面での強さが足りないところの修正を継続して取組んでいきたい」と悔しさを滲ませながら、選手たちに奮起を促した。

(文・写真=西山和広)