ギュンドアン、今季レギュラー落ちを宣告されたために移籍を検討か…バルセロナはフリーで放出する方針とスペイン紙報道

AI要約

バルセロナMFイルカイ・ギュンドアン(33)の今夏退団が現実味を増しつつある。ハンジ・フリック監督はギュンドアンのレギュラー落ちを示唆し、本人も去就を真剣に考えている。

移籍先としてマンチェスター・シティやアル・ナスルが浮上しており、バルセロナは高額な年俸支払いを避けるため、ギュンドアンをフリーで放出することを検討している。

昨シーズンはチームトップのアシスト数を記録し、大きな活躍を見せたギュンドアン。今後の動向が注目される。

ギュンドアン、今季レギュラー落ちを宣告されたために移籍を検討か…バルセロナはフリーで放出する方針とスペイン紙報道

バルセロナMFイルカイ・ギュンドアン(33)の今夏退団が現実味を増しつつあるようだ。スペイン『マルカ』と『ムンド・デポルティボ』が報じている。

ここ最近、騒がしくなっているギュンドアンの去就。ハンジ・フリック監督は同選手を招集外としたラ・リーガ開幕節バレンシア戦(2-1)後、「先に2人だけで様々なことを話したが、それは私たちだけの間にとどめておく。私は彼が残るという感触がある」と話していたが、複数のスペインメディアによれば、ドイツ人指揮官は同胞MFにレギュラー落ちを宣告した可能性があるようだ。

『マルカ』はギュンドアン本人が「今季レギュラーではないことをすでに知っている」と記し、その一方で『ムンド・デポルティボ』はもう少し柔らかい表現を用いて「ドイツ人監督は彼に対して絶対的なレギュラーであることを約束しなかった」と報道。レギュラー落ちの主要な理由としては、5500万ユーロを投じて獲得したMFダニ・オルモの存在や、負傷に苦しんだMFペドリの復活などが挙げられている。

両メディア曰くギュンドアンは、自身のそうした立場を受けて、現在、去就について真剣に考えを巡らせているという。

また『マルカ』は、ドイツ代表MFが実際に退団する場合、問題は1500万ユーロ(『ムンド・デポルティボ』ではグロスで2000万ユーロ)という高額な年俸にあると指摘。この年俸額を支払えるのは欧州のトップクラブやサウジアラビアのクラブ、さらには所得税が低いトルコのクラブだけとした。その一方、ダニ・オルモらを選手登録するためにも人件費に余裕をつくりたいバルセロナは、契約を1年(+延長オプションでもう1年)残しているギュドアンをフリーで放出する考えとも報じている。

なおギュンドアンの移籍先について、『カタルーニャ・ラディオ』は同選手の古巣マンチェスター・シティが再獲得の可能性を探っていることを報じ、またカタールメディアの間ではバルセロナがアル・ナスルに対してギュンドアンの売却オファーを提示したことが伝えられている。

ギュンドアンは昨夏、契約満了でマンチェスター・シティを退団してバルセロナに加入。チャビ・エルナンデス前バルセロナ監督に53試合で起用された同選手は、チームトップとなる14アシストを記録するなど大きな活躍を見せていた。