42選手抱えるチェルシーに批判「監督に不可能な仕事を与えているだけ」…スターリングのメンバー外が物議

AI要約

チェルシーはマンチェスター・シティに0-2で敗れ、FWラヒーム・スターリングのメンバー外が注目を集める。

スターリングの代理人が声明を発表し、マレスカ監督はこれを戦術的決定であると述べた。

チェルシーは移籍市場で多額の投資を行った結果、選手数の調整に苦労しており、指揮官に対する批判も出ている。

42選手抱えるチェルシーに批判「監督に不可能な仕事を与えているだけ」…スターリングのメンバー外が物議

チェルシーとFWラヒーム・スターリングらを巡る状況に大きな注目が集まっている。

18日にプレミアリーグ開幕戦に挑んだチェルシー。王者マンチェスター・シティとの一戦となったが、18分に先制点を許す展開に。その後はチャンスもあったがネットを揺らせず、84分にマテオ・コバチッチの見事なミドルシュートで追加点を奪われ、そのまま0-2で敗れている。

しかしこの試合は結果だけでなく、メンバー選考が大きな注目を集めることに。エンツォ・マレスカ監督が選んだ20名のメンバーの中に、スターリングの名前はなかった。すると、スターリングの代理人は「状況を明確にして欲しい」との声明を発表。試合直前の声明は物議を醸しており、スターリングの将来が話題となっている。

そしてマレスカ監督は、スターリングの状況について「30人全員をチームに入れたいが、全員を収めるスペースはない。何人かはチームを離れなければいけないんだ」とコメント。また『BBC』では、スターリング代理人の声明について以下のように語っている。

「正直に言えば、まだその声明は見ていない。何も言うことはないよ。これは戦術的な決定だった。それ以上のことはない。明日、必要があればはっきりさせるよ。私は、これが戦術的な決定だと明確にした。そして、声明は見ていない」

チェルシーは、今夏の移籍市場で総額1億8500万ポンド(約354億円)を投じて11人の選手と契約している。その結果、公式HP上ではトップチームの選手数が「42」となった。『BBC』によると、開幕戦でベンチを外れたコナー・ギャラガー、トレヴォ・チャロバー、ロメル・ルカクらは、去就の問題もあるが練習にも参加できない状態であるという。

こうした現状に、ジェレミー・レドナップ氏は『スカイスポーツ』に対して「マレスカの最大の問題は、全員を満足させようとすること。それは事実上不可能だ。指揮官は多くの不満そうな顔を見ることになる。世界最高のチームは24~25名の選手で構成されるんだ。彼らはなぜ、どうやってフットボールを改革できると思ったんだ? 監督に不可能な仕事を与えているだけだ」と上層部を非難している。