菅野「もったいなかった」12勝目お預け 5回まで無失点快投も一球に泣いた「またリフレッシュして」

AI要約

菅野はチームの勝利のために腕を振り続ける。初球のスライダーで梶原に先制ソロを浴びるも、1球に泣いた。6回4安打1失点の好投で、12勝目を逃すもビジター9連勝を維持。

最速152キロの直球にカットボールやスライダー、フォークを駆使。初回のピンチを凌ぎ、要所を締める投球で87球で交代。後半戦全5登板で1失点以下を記録。

防御率1・87とさらに良化。残り5~6登板でチームの勝利を目指す。4年ぶりのリーグVに向けて力投を続ける決意。

菅野「もったいなかった」12勝目お預け 5回まで無失点快投も一球に泣いた「またリフレッシュして」

◆JERA セ・リーグ DeNA2×―1巨人=延長11回=(18日・横浜)

 菅野はチームの勝利のために、必死に腕を振り続けた。6回先頭・梶原に初球のスライダーを右翼席への先制ソロとされ1球に泣いたが、6回4安打1失点の好投。両リーグ単独トップの12勝目はお預けとなり、球団初の同一シーズンでのビジター9連勝は持ち越しとなったが「一発はもったいなかったですが、初回を含め、粘りながら投げることはできたかなと思います」と振り返った。

 高いレベルで安定している最速152キロの直球にカットボールやスライダー、フォークもほぼ同じ割合で駆使。初回は先頭から内野安打と味方の失策で無死一、二塁とピンチを招いたが、佐野を二ゴロ併殺に抑えた。「真っすぐも投げミスがほとんどなかった。悪くはなかった」。87球と余力もあった中で打順の巡りもあり交代となったが、要所を締める投球だった。

 後半戦全5登板で6回以上1失点以下を記録。防御率は1・87と、高い水準の中でさらに良化した。「しっかりまたリフレッシュして、いい状態でマウンドに上がって、長いイニングを投げることができればと思います」。レギュラーシーズンは残り5~6登板。チームの勝ち頭が4年ぶりのリーグVにつなげるための力投を、最後まで全うする。(田中 哲)