【巨人】痛恨サヨナラ負けにも阿部監督「いいところもたくさんあった」広島との首位攻防戦へ前向き

AI要約

痛恨のサヨナラ負けを喫した巨人。延長11回でのオースティンのホームランで敗れるも、先発・菅野の踏ん張りや坂本の適時打などで懸命に戦った様子が伝わる。

阿部監督は悔しさをにじませつつも、チームの収穫に注目。様々な局面での闘志や打線の底力を称賛している。

次節での首位攻防戦に向けて、チームはさらなる進化を図る姿勢を示している。週明けからの戦いに期待が高まる。

【巨人】痛恨サヨナラ負けにも阿部監督「いいところもたくさんあった」広島との首位攻防戦へ前向き

◇18日 DeNA2―1巨人(横浜)

 巨人が痛恨のサヨナラ負けを食らった。1―1の延長11回、7番手の平内が、先頭のオースティンに初球を被弾。神宮では首位・広島がヤクルトに大勝。20日から東京ドームで迎え撃つ首位攻防3連戦を前に、ゲーム差は『1』に広げられた。

 それでも、阿部監督は開口一番、こう言った。「さっぱり終わったな」。悔しくないわけはない。でも、見据えるのは常に先のみだ。

 「ピッチャーは頑張った。野手は何とか1点というところで、よく同点に追いついた。いいところもたくさんあった」。先発・菅野は6イニング1失点と踏ん張り、リリーフ陣も必死につないだ。打線は延長も含め6度先頭を出しながら、ホームは遠かったが、1点ビハインドの8回2死一塁という土壇場で坂本が適時二塁打を放ち、振り出しに戻していた。指揮官は「大きな収穫ですよ。あそこで追いつけたのは」とうなずいた。

 復調著しい坂本はこの日、6月11日以来の5番だった。2試合連続で3番を担ったモンテスの状態もいい。あっさり負けないしぶとさを見せた阿部巨人。週明けはコイを倒し、首位を奪う。